ムンバイの印象を少し書きます。4月のムンバイの日中は非常に暑いです。海に近いので少し「むしむし」します。摂氏35度くらいだそうです。今回の旅行では、気温を計る寒暖計を忘れてしまったので、正確にはわかりません。こちらの日本人の方に聞くと、デリーは40度を越えるのだそうです。乾燥しているものの、暑さにはまいってしまうのだそうです。ムンバイの暑さは耐えられます。
ムンバイは海に面していますが、コロンボのようなすっきりした「青空」はありません。少し淀んでいます。やはりこれは大都会のせいかしら。空気は悪いです。人口200万のコロンボとは比べ物にならないくらいの車の洪水なのです。しかもガソリンの質はあやしいのです。同じ車種(フィアット)のタクシーが非常に多く走っています。コロンボで主流の三輪車はあまり見かけません。古い二階建てバスも普通に走っています。
クーラーのない古いフィアットのタクシー基本料金が35ルピー。メータ制なので観光客も安心です。街中を流していますので観光客には便利です。ムンバイは人口1000万人を超える都会なので広いです。タクシーなしでは見て回れません。
正直言って街の中の道はくねくねしていてわかりにくいです。これは古い都市なので仕方がないのです。道幅は比較的広Kむゆったり作られています。それと道の舗装は比較的良いのです。たぶん「タール」の質とか、砂利の混ぜ方が日本とは違うのでしょう。気温が違うので当たり前ですが、暑くても硬いままです。コンクリートとアスファルトが街をさらに暑くしているのです。
街には、色々な人がいます。ターバンを巻いた人。金曜日なので礼服を着たイスラム教の人。日本人を含めた外国人。北インドのアーリア計の人は色が白くて西洋人風です。南インド系で人達の肌の色は黒いです。東インド、西インドの人達の特徴は分かりません。同じ国の中で、複数の宗教の人がいて、肌の色の違う人がいるので、外国人をあまり気にかけないみたいです。外国に対する興味は少ない感じなのです。レストランでも、北インド料理、南インド料理、そのほかにイスラム、パルシーとローカル料理でさえバラエティが豊富です。
東京に東北料理とか広島料理とか札幌ラーメンとかあるような感じでしょうか。そのほかに西洋料理・中華料理があります。日本料理店はありません。在ボンベイ人口が200人程度の日本人程度では、割りに会わないのだそうです。ビルの賃料がべらぼうに高いのだそうです。
ローカルの料理は非常に美味しいです。たまに食べるから美味しいのかもしれません。毎日食べるとなると、やはり納豆と味噌汁が欲しくなるでしょう。今日で3日目ですが、あっさりした日本食が欲しくなりました。この経験は随分前に行ったアメリカ以来です。
西洋人の観光客が多く押し寄せています。日本人はビジネスだけみたいです。英語が通じる環境は、アメリカ人・イギリス人などにとって非常に安心するみたいです。インドでも、デリーとかアグラは日本人観光化客が多いそうです。東京からの直行便がある強みです。ムンバイまでは来ないようです。
でも、ムンバイも観光資源は沢山あるようです。気候もデリーよりは過ごしやすいようです。海もあるし。しかし、街全体が「外国人観光客」を歓迎する感じではないのです。一方インド人観光客は多いみたい。街のあちこちに公衆トイレがあるし、水のみ場も結構見かけます。こうした設備は外国人が使うには勇気が必要です。外国人観光客にとっては、こういう設備は大切なのですよね。
街中で日本の自動車は随分見かけます。ホンダ、トヨタ、スズキはとても人気があるのです。それぞれインドで大成功している会社です。乗用車が多いみたいです。コロンボで見かける、ミニバスに使う「バン」タイプの車はほとんど見ません。多分こちらで生産するには値段が高すぎるのでしょう。暑いので、昼間ガンガン動くと疲れます。睡眠を十分とることが大事みたいです。そろそろ寝ます。
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