チェロ音楽発表会がコロンボのロシアンセンターで開かれました。師匠「ドュッシー」の弟子達の発表会です。9名の大人(といっても多くは学生)と4人の子供達が参加しました。
日本の音楽教室の発表会と同じ感じ。独奏から全体合奏を含めて13人が何回か舞台に上がりました。ロシアンセンターはエアコンが効いている小さなホールなので非常に快適に聞くことができました。(ほんとは最年長の私も参加すべきだったのですが・・・)
小さい子供から大人までの演奏を聞いてびっくりすることは、チェロの音がいいことです。指のテクニックがしっかりしていなくても、ボーイングはみんな上手いのです。「雑音がない。芯のしっかりした音を出す」。これはしっかりした練習室において、師匠ドュッシーの音を身近に聞いてきた結果だと思います。小さな子供でものびのびとしたしっかりした音を出していました。
彼らは曲を習うのではなくて音楽を習っているのですから当然といえば当然です。
改めて感じたことですが音楽は「金」のかかるものです。コンサート会場、楽器、そしてきちんとした練習環境。現在のスリランカの経済状況からすると後回しになっても仕方がありません。そんな中でSOSのメンバー達が必死に音楽を続けていることは非常に貴重な活動です。
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