KENの日記
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2003年04月26日(土) 顰蹙をかった作曲家

前回から、Bernhard Romberg(1767−1841)と言う人のソナタ(作品43の2)を課題として与えられました。Rombergは自らチェリストでチェロの曲を沢山書いています。


以下ドュッシュ先生の話です。
「ベートーベン(1770−1827)がこのロンベルトを大変尊敬していて、ベートーベンはロンベルトのためにチェロ協奏曲を作曲することを申し入れたそうです。しかし、ロンベルトは自ら作曲家であったため、自分で作曲できるのでベートーベンに作ってもらう必要はないといって、断ったのだそうです。結局ベートーベンはチェロ協奏曲は書かなかったのです。後世のチェロ奏者にとっては非常に残念な話です」。


ほんとうに残念です。ベートーベンがもしチェロ協奏曲を書いていたら、バイオリン、ピアノ協奏曲とならんで、チェロ奏者にとって最も重要なレパートリーのひとつになっていたはずです。極端な話、ロンバーグが謙虚にベートーベンの才能を見ぬいていたら、後世に残る「人類の財産」が増えていたはずなのです。そんな恨みを感じつつ練習しています。




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