昨日・今日と非常に疲れました。というのも、取引にかかわる銀行保証業務を取り仕切る必要があったからです。我が社の子会社のビジネスで親会社が保証を与える必要が生じて、今日中に銀行との契約を済ませなければなりませんでした。登場人物は、銀行(2から3行)、子会社(財務部門、取締役会)、親会社(財務部門、取締役会)。
「大変さ」の大きな原因は、銀行保証のために取締役の承認を得る必要があることです。我が社の取締役は4人が日本人なので、日本に資料を送付して了解を得なくてなりません。今回はそのうちの一人が海外出張中なので、KLのホテルまで追いかける必要があります。先ほどFAXを送りましたが、まだホテルに着いていませんでした。それと日本とスリランカの時差が3時間あるので、日本の役員の方に少し待機してもらわないとなりませんでした。(予定より作業が遅れるのが普通なのです)
今回、夕方5時頃から日本にFAX送信するとともに、コロンボの取締役に回覧したのですが、最初に回した財務省の取締役がチェックしたいから少し時間をくれといって回覧が止まってしまいました。今日中に全員をサインを貰う必要があるので、直ぐに財務省に走り「気合」で説明しサインを貰いました。しかし25頁もある二つの銀行保証契約書なので無茶をしているのです。とにかく私に任せて貰うしか方法はありませn。
また内容が内容だけに、今日の午前中でさえ、保証金額が確定しなかったのです。つまり銀行対応が決着しないのです。保証金額が増えれば別の銀行を探さなければなりません。幸い二つの銀行で済みましたが、しかし銀行との交渉は細部について最後までもめました。ただこれはビジネスですから仕方ありません。お互いもっとも有利な条件を得るために努力するのは当然です。
このほか、やはり「仕事の段取り」の問題があります。時間の配分と仕事の完成度を勘案して、100%完全を求めるところ、90%でもOKなもの、少しミスがあっても自分の責任の範囲で危険を負担できるところ等、仕事の性質と順番を押さえて段取りを組めば無駄は省けます。ところがこの仕事の見極めが一番難しいのです。財務はビジネスの最後の部分なのでどうしても、それまでの積み残しを整理することになります。さらに金勘定はミスは許されません。
今回も「何とか」マネージすることが出来ました。日本人のチームならもう少し円滑にいくところですが、やはりこちらでは難しい、疲れました。(英語での遣り取りということもありますが)
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