イラクでの戦争開始、香港・ベトナムに発病者が出ている「肺炎」といった海外の危険要因を考慮して東南アジア地区(航空機使用という観点では、他の地域も含まれるますが)への出張は手控える動きがあると思います。私もこちらの会社で海外出張事務を扱っていることから、同僚とこれらのことについて意見交換する機会がありました。
議論を要約すると、「イラク戦争で確かに航空機使用は危険であるが、停戦状態とはいえスリランカが安全とは言えない。現に一昨年空港で爆破事件があった。病気感染が危ないといっても、スリランカだってデング(蚊の媒介)熱があるよ」というような「変」な比較論になってしまい、危険は認めるものの、出張を自粛する必要はないということになりました。
日本では主要企業が対策を取ったり、外務省が情報を流したりして注意を呼び掛けています。こちらのテレビでは外務省が提供している「海外安全情報」でそうした情報が入手できます。そうした配慮・情報はありがたいですが、個人的には「少し警戒しすぎかな」と思います。
日本国内が非常に安全で、医療施設も整っていて、日本語も通じて快適なのはいいのですが、日本が属しているアジア地域は必ずしもそういう状況ではありません。日本(人)はもう少し海外との距離を縮める必要があると思います。
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