ゼロの視点
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2009年12月02日(水) ハイテク炊飯器での高級日本米

 一ヶ月半前のことだ・・・・・。いつも買う米より、数倍美味しそうで高い米を日本食品店で購入、タイマーセットして翌朝には、光った白米をわが口の中に・・・・・・・等と夢みながら寝て起きた朝。炊飯器の蓋をあけると、米が半分しか炊けておらず・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 それを見た瞬間、野獣のような雄たけびをあげてしまった私。そしてそんな雄たけびに、安眠を妨害されて飛び起きてしまった夫・・・・・(いつもは夫のほうが早起きなのだが、この日は光ったご飯が食べたい一心で、異様に早起きしていた私だった・・・・)。

 その後、もう一度トライしてみたが、まったく同じ状況。つまりは、炊飯器がぶっ壊れた・・・・、ということだった。これは、非常に痛いのだ、フランス住まいとしては・・・。さっそく大型電気店のカタログなどをネットで検索してみるも、まことにお粗末なタイプの炊飯器が300€近かったりして、これまたビックリ。

 どこをどう探しても、日本の高性能炊飯器などは簡単にゲットできない壁にぶち当たり、完璧うつモード。おまけに、半炊き状態でだめになりかけている高級日本米を目の前にして、さらにうつモード。そして、この炊き立てご飯と一緒に食べるはずだったおかずをみて、完全激うつモード・・・・・・・・・・・。

 そんなところに、助っ人登場♪。日本の私の実家近所在住の友人S嬢が、12月にフランスにやってくる際に、炊飯器かついでやってきてるというのだ!。わーーいわーーーいわーーーーーーーーーい!!!!!。というわけで、早速ネットで炊飯器選び&購入して、友人宅に送り届けた。

 そして、とうとう友人が炊飯器と共にパリに登場!!!!。そんな友人は、同じくネットでとあるモノを購入して私の家に送り届けていた。誰にも知られたくない買い物とでもいおうか(笑)。というわけで、パリのとある場所にて、S嬢とそれぞれがネットで注文した品物を持って現れ、物々交換。

 このあと姑にあうというS嬢(彼女の夫もフランス人)という状況も考慮して、それなりに高額な品物であるにもかかわらず、それをカモフラージュするために激安スーパーの袋にいれて彼女に渡す。S嬢はS嬢で、日本からやってきた荷物・・・・といわんばかりに風呂敷に包まれた炊飯器を私に手渡してくれた。感謝感謝。

 さっそく家に戻って、一発目の炊飯に挑戦♪。前回だめにしてしまった高級米を利用して炊いてみたのだが、な、な、な、なんと、本当に炊き上がりがうまいっ!。感動して涙がでそうだった(笑)。ひとり美味しく炊けた白米をひたすら口にし、幸せを身体一杯で味わいまくってしまった。

 一足早く先にタイへ飛んでいる我が夫よ、タイ米でもない、ハイテク炊飯器で炊かれた高級日本米の美味しさなぞ、君には一生わかるまい、ふふふ。



 海外在住者御馴染みの日の出米といいたいらしい、シノデ米(格安な日本米チックなシロモノ)


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