Miyuki's Grimoire
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2005年08月13日(土) クリスタル・グリッド瞑想会・報告

ヒーリングルームをオープンしてから、様々なクリスタルのワークを行なっています。きょうは、クリスタル・グリッドの瞑想会の報告をしたいと思います。

まず最初に、集まったメンバーで、最近もっとも気になることをテーマに話し合いました。家族のこと、会社のこと、いろいろな話題が出ましたが、共通している思いは、自分が属している場所になんらかの不調和を感じている、そして、その不調和を変えていきたい、もっと調和した世界にしていきたい、ということでした。

まず、不調和という現象は、不調和を感じる心が生み出す現象でもあります。「エメラルド・タブレット」にも書かれているように、この宇宙には「上にあるが如く、下もかくあり」という法則があり、外側の世界と内側の世界は同じものであると捉えることができます。霊気療法の創始者である臼井博士も、鞍馬山で瞑想し霊気を授かったとき、大宇宙と小宇宙の関係を悟ったと言われています。大宇宙のバランスを取っていくためには、小宇宙、つまり自分自身の心と身体のバランスを取らなければならないと気づき、病気や外側に起きている現象は、自分の心と身体の状態を調和させていくことで変えていくことができると発見したのです。

では、わたしたちの回りに見えている不調和には、どのような自分の心の不調和が反映されているのでしょうか? 集まったメンバーでそれぞれの状況と、自分の気持ちを整理して話してみました。すると、不調和の原因と思える人物に対して、勇気を持って、自分の本音や正直な気持ちを伝えてこなかったこと、相手を傷つけることも、自分が傷つくことも恐れて関わることを避けてきた自分の心の弱さがあることに気づきました。

この時点でテーマは正直であること、となるように見えましたが、さらに深く話していくと、私たちの過去の経験のなかに、組織や目上の存在に対して、きちんと自分の意見を言ったことがあり、決して私たちは弱いのではないということがわかってきました。となると、ここで問題になるのは、自分が弱かったから、パワーがなかったからではなく、本来持っているはずのパワーを出していない、使っていないということです。トラブルになるのを避けて、その場をいい顔してやり過ごしてしまったり、感情的になってしまったり、苦手な人と正面から向き合って来なかったことが、不調和を生み出した原因となります。

そこで、テーマは「真実ありのままの自分を100%表現する」「ポジティヴな態度で人と関わる」に決定しました。

私たちの心は潜在意識でつながっています。ある意味で、ひとつの心を共有しているとも言えるのです。ある人に対して否定的な思いを持つ時、その思いは相手のエネルギーの場のなかに入っていき、その人の心に影響を与えていきます。たとえば、神経質で怒りっぽい人が近くにいたとします。その人に対して「この人はまた怒って嫌な態度を取るに違いない」と思うと、その思いは相手のエネルギーの場に影響を与え、私たちが思ったとおりの行動を取らせてしまうのです。怒りや恐れなどの否定的な思いに捕らわれている人の心は、深いところで光とのつながりがないため、高次の意識になりにくい状態になっています。そのため波動が低く、簡単に他人の影響を受け、他人が期待する役割を演じてしまうという仕組みです。

反対に、そのような相手に対してもポジティヴな思いを持って接すれば、同じように相手のエネルギーの場に影響を与え、怒りや恐れを和らげ、心を開く方向へ持って行くことができます。

わたしたちは、相手のためだけでなく、自分たち自身がポジティヴでいるためにも、ポジティヴな祈りのグリッドを作ることにしました。


中央にはクリスタルの玉を置きます。創造の源のエネルギーであり、純粋で清らかな心の中心と見なします。これがわたしたちの目指すものです。そしてその回りにアクアマリンを置き、私たち自身の心にある弱さや、不正直さ、そして否定的な相手への思いを水のエネルギーで流していきます。そして癒しのペリドットで、自分の内面の強さを引き出すパワフルなインディゴトルマリンを囲んでいきます。その回りに優しいピンクのエネルギーを配置し、自己愛(ローズクオーツ)と心のなかのもやもやを吸収してくれるモルガナイトやグリーントルマリンを次々に置いていきました。そして、いまの自分にとって可能な限りの高次の視点を持ち、スピリチュアルな意識を保つためにラリマーを、心を強く保つことをサポートするためにアメトリンの原石を、私たちの道を示すために、ブッダの形にカービングされたトパーズを置いていきます。ホイール状になったグリッドはどんどん広がっていき、6つのヒマラヤ水晶と、魂に光を与えるカルサイトの玉を置いて、完成です。
(*これらのクリスタルの意味は実際に使用したクリスタルのエネルギーであり、一般的なものではありません)






私たちはこのクリスタルの大きなホイールと共に瞑想し、このエネルギーと一体化していきます。まずはしっかりと天と地の光を呼吸で取り入れ、自分自身が光とつながります。そしてその光が全身を満たすのを感じながら、ハートチャクラを開いて、他をゆるし、認める波動をどんどん広げていきます。自分の行ないや、言葉や、思いの波動を通して、その素晴らしい光が外側に流れ、自分の運命を最高のものへと開いていくよう祈ります。また、その光が周りの人たちのエネルギーの場にも自然に浸透していき、その光に触れた人たちも、その人たち自身の内なる光とつながり、その人にとっての最高の可能性が開かれるようにイメージし、エネルギーをセットしていきます。この瞑想のなかで、自分のエネルギーと周囲の人々のエネルギーを霊的な次元で交流させ、現実のなかで調和を生み出すことができるのを私たちは感じました。

「パワー」や「ポジティヴな態度」と聞くと、真っ先に思い浮かぶのは、オレンジや濃いレッドなどの色のクリスタルですが、そういった現実的な意味での肉体のパワーではなく、必要だったのは、内なる光です。出来あがったグリッドを見ると、実に淡い、ペールのパステルカラーがほとんどでした。すべての人の心の内側のエネルギーには光がたくさんあり、光を重ねていくと透明になっていく、このことがクリスタルを通じて、理解できたのでした。これこそが、光、そう思いました。

また、次の機会も、新しい発見と共に光のクリスタル・ホイールを作ってみたいと思います。参加してくださった方、共に体験をシェアしてくださり、ありがとうございました。心より感謝致します。*^^*


*ワークの内容は、参加者の許可を得て掲載しました。またこのグリッドは3日間保存されます。


miyuki