Miyuki's Grimoire
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2004年11月11日(木) 11・11 イレブン・イレブンの夢

わたしたちの意識は、夜眠っている間に別の次元へ行ってその日の出来事をアカシックに記録したり、いろいろな場所で様々な活動を行なっています。これを別の領域での奉仕、とわたしは呼んでいます。肉体を離れてアストラル体がスピリットの世界を旅するのですが、通常はエーテル体とアストラル体があまりにもぴったりとくっついているため、肉体に戻って目覚めたとき、なかなかそれを覚えていることができません。瞑想し、意識を研ぎ澄ませていないと、なかなか別の領域での活動を明確に意識することはできません。けれども今朝は、どこで、何のために、何をしていたのか、はっきり覚えていました。

わたしは宇宙のなかのもっとも暗い、暗闇の世界を訪れました(いきなりですが・・・)。

そこは自殺者たちの魂が暗闇のなかで完全に停止している場所で、生命の動きや進化の流れがありません。そこに、わたしの友達の魂がいるのを見つけました。完全なる静止のなかにあり、少しずつ、少しずつ命の炎は弱まっていきます。魂にも命があり、その命もやはり神から注がれる光によって生きています。しかし、そこは暗闇の世界であり光が届きません。そう聞くと恐ろしく感じますが、実際はそうではありません。そこは地獄ではありません。地獄なんてところは宇宙にはないのです! ここは単に光がないだけであって、完全な静寂のなかにあります。そして、そこには、そこにいることを望んだ者たちがいるのです。

そこにわたしの友達の魂がいたので、彼女に近寄って、ゆっくりと彼女にコンタクトをとります。わたしは、彼女がいなくなった後、彼女の周りの人たちや仕事がどうなったかを話しました。お説教ではなく、単に事実を話します。そして、宇宙にはここのように神の光が届かないところがあり、それはそういう場所を望んだ者たちのために神自身が創ったものであることを話します。

彼女は静止したまま訪ねてきます「神が人間の意志を尊重するなら、なぜ自殺を認めないの?」。

わたしは答えます。「宇宙には進化するという法則があり、進化は光によってもたらされる。この暗闇のなかにとどまれば意識の活動が停止するので、悟り、理解し、進化するという流れが来るまで人間の時間でいうと何万年、何十万年という月日がかかる。その道の途中で生命の炎が消えてしまうかもしれない。なぜならここが完全な暗闇であり、光が流れない場所だから。ここには、天使たちでさえも光をもたらすことができない。けれど、もし生きている間に頑張って、苦労を乗りこえ、経験したことの意味を学んで理解することができたら、たった1〜2年の間に飛躍的な成長を遂げることができる。あなたがここに来たのは、神があなたをゆるし、あなたをこの上なく愛しているから、あなたの望むとおりのものを神があなたに与えたからであり、あなたが望めばまた、あなたはここから時間と空間を超えて、別の領域へ行くこともできる。そしてそこはすべて光が届く場所。わたしは、あなたが自分の意志でそれを選ぶのを助けにきた」

そして彼女の魂はゆっくりと動きだし、わたしが通って来たゲートから姿を消し、自分が生きていた世界の、自殺する前の自分の肉体のなかに戻って行きました。宇宙では時間や空間という概念がないかわりに、波動が調和するという原則があります。彼女はその原則に従って、彼女(魂)が持っている波動と似た波動、もといた世界の、自分の肉体が存在していた時間と場所に移動したのでした。そこがわたしたちの目から見て、完全にもといた場所と同じかどうかはわかりません。並行する別の次元の彼女の肉体かもしれませんが、とにかく彼女は戻っていきました。

神の意志、神の意図は宇宙のすみずみにまでおよび、完全なる法則をもって働いています。どのような人間、どのような生命にとっても神の慈悲は平等であり、判断するということがありません。完全なる受容ーそれは、つまり愛ーのなかにわたしたちは生きています。そこに善悪という概念はないのです。

この世界には悲しむような出来事や、苦しいこともあるけれど、宇宙の片隅の暗闇に比べたら、わたしたちははるかに大きな光と生命の炎を持っています。そしてわたしたちはその炎の守護者なのです。その炎は、神の炎であり、神自身がわたしたちの炎を通して経験し、進化しています。わたしたちは普段何気なく過ごしていながら、その実、十全たる宇宙の進化の関与者なのです。そしてどんなに世界が混迷の時を迎えても、人類は存在し続けています。そして、これからも続くでしょう。この世ほど希望に満ちあふれた世界はない! わたしは、そう実感しました。

・・・といっても、これはすべて夢の話なんですけどね。


miyuki