朱川湊人 文芸春秋 2005年
幻想、怪奇、ファンタジー小説はいくつもあって、またか〜と思いつつも この本が全て関西での出来事で、その会話も文化も関西風なのでした。 関西弁で語られる不思議な物語は、身近で、真実味を帯びて、懐かしさが倍増なのでした。 私が子どもの頃に見聞した言い回しとか、遊び、風俗が、よみがえって、自分の過ごした年月を思い、寂しくもなります。 病気の子どもの話が目立つのですが、私も子どもの頃から、体が弱かったので そんなところも身近に感じてしまうのかもしれません。 短編集は1つを覗いて、寂しい話ばかりでも、後味は悪くなくて、おすすめです。
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