論座6月号「江原啓之と前世ブーム」信田さよ子
「オーラの泉」は見たことはある。でも毎週やっていて、そんな時間にかかわらず高い視聴率だとは知らなかった。(ゴールデンタイムにやっていたのは特別だったのか) 私は占い師の弟子で科学的でないことに興味がありつつも、霊感とかは無いし、特別、前世とかに興味もない。 興味無いから、自分の前世を知りたいとも思わないし、その番組もたまたまやっていたから見たレベルでしか見ない。
だから否定も肯定もない。信じる人は信じたらいいし、嫌な人はみなきゃいい。 基本的に、全ての事柄にたいして、私はこのスタンス。
でも、そんなに大ブームだったとは知らなんだ。 30代の仕事のできる女性たちが、メインの客層らしい。 30代の女性って人数も多いから、その動向は常にあらゆるところで注目されちゃうから、当然といえば当然だけど・・。
「辛いときは前世のロマンを空想し、寂しい時は守護霊がついてるんだと言い聞かせる、ささやかな平安は大衆化された心理学では得ることはできなかった。」 と信田さんの結婚に関する著書を読んでもわかるけど、彼女の30代の女性に対する視点は、冷静で穏やかなので好ましい。 ・過剰な自己責任 ・働きながら未来が見えない。 ・家族の中での苦しさ という外向きの問いを、内向きな問いの限界を超えるために 前世や精神的なものに頼らざるおえない女性たちを庇っている、気がする。
物心ついたときから辛い、寂しいがデフォルトだった私は、それほどそれが困難でないのは幸いだろうか。 辛い、寂しいことは異常ではない。当たり前の事とわかっているから、前世探ししなくてもいいのかな〜 どちらかというと、やぶれかぶれなのかもしれないし、何も考えていないのかもしれない。
現代の30代女性に限らなくても辛くて寂しかったと思うんだけど、例えば過去の30代の女性は何で乗り越えたんだろうか。 寂しさ、辛さの質は違っているだろうけど。 そしてそんな事を考え、思い煩う時間すらなかったのかもしれない・・と思ったりする。
30代女性の苦難は続く、きっと40代になっても、50代になっても でも、確実にその枠でない人もいる。 それは自分で決められることかもしれない。
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