この本には他にもモンゴメリの結婚生活の破綻について、興味深いことが書いてあります。 49頁()内は私が付け足しました。 「彼女(モンゴメリ)が他の男性を選んでいれば、そんな悲惨な目に遭わなかったという信念は、果たして正しいのだろうか。 精神分析家でアメリカ学派の1人でもあるカレン・ホーナイは、そのような信念を断固として斥けている。
この場合恐らく決定的なことは(特定の威勢でなく)異性自体に対する(本人)の心の中の態度にあって、どんな人が配偶者になっても -mutatis mutandis(必要な変更を加えて)同じように起こることが見逃されている。言い換えると、結婚生活において現れる障害の大部分は、 しばしば、あるいは一般に、われわれ自身の発達の結果、われわれが持ち込んだものである。 この文章は、ホーナイの「結婚の問題点」(1932年)という論文に書かれている 略 ホーナイによれば、ユーアン(モンゴメリの夫)の重度の鬱病は、夫婦の破綻の原因ではなく、結果なのだ、ということになる」
前述の小谷野敦の本には、妻の活躍に納得いかない夫という図式によるものとあり、私もその時点ではそのとおりと思っていたのだけど 小倉千加子の本を読めば、それだけが原因ではないと思う。 モンゴメリは自分の内面にある問題にうすうす気付いていながら、それに向き合おうとしなかった事が自分の人生と家族に暗い陰を落していることがわかる。
そして、占いを学ぶものとして、このホーナイという人の意見は非常に納得できる理論だと思いました。 ある占いには、自分がどんな性格で、どんな人生を歩むのか、どんな人と結婚するのか、大雑把では有るけれど鑑定する技があるわけですが そうすると、最初から全てが決まっているということになるわけで、それはあまり納得がいきません。が、しかし 数をこなせばこなずほど、それは当たるも八卦、あたらぬも八卦といいつつ、無視できないくらいにはあてはまる。
そして、上記の心理学者の言葉です。 心理学、占い、きっと他にもこうした人間関係を、裏付ける方法はあるのかもしれません。
人間関係、うまくいっていない現状を変えるにはどうすればいいか。 それは相手を変えようとするのではなく、まず自分から変わること。 これは心理学や占いなど用いずとも、誰でも知っている知恵の一つではないでしょうか。 でも、それはとても難しい。大抵それができるのは年をとってからかもしれません。 もちろん、ほとんどの人ができずに終わっているのだと思います。 やっぱり見も蓋も内のかな〜
今更ですが、敬称略です。
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