| 2004年10月05日(火) |
感銘を受けた本とは? |
出版ダイジェストNo.117 白水社の本棚の「愛書狂」の欄にまたもやな話が取り上げられていた。 教育雑誌のアンケートの感想を求められた記者さんが、そのアンケートを読んで「なんだかなあ〜」な気持ちになったものを書いているのだけど。
アンケートの回答者は主に教師と親で、その中でもインパクトがあったらしいのは、 読み聞かせボランティアに通って10年。「子どもには読み聞かせが一番」という人の 「今までに感銘を受けた本は?」の応えは「本はあまり読まない」だったり、 同じく読み聞かせ隊(こう書いてある)のお母さんは「読書は心の支えとか学力の基礎であり、 欠かせないモノ」として語った後に、感銘本には「悪女とか男女の関係についての エッセーを大学時代に読んだ」と書いてあった・・と紹介してある。
「正直というか、てらいがないというか、取り繕いがまるで感じられないのが素晴らしい」と 感想を書き、エラそうな事をいう読書指導の方にも、是非この質問を!と進めつつ、 ご自身も「感銘本」を挙げろといわれたら困惑して「別になし」と書きそうと締めくくっておられる。
ずっと以前にも「国語の成績を上げるには読書なのにウチの子は全然本を読まないので困っています。」 と相談された、教育関係の相談者が「ところでお母さんは本を読んでいますか?」と聞いたところ ご多分に漏れず、全く本を読んでいない・・という事が多いと聞いたことがある。
これらの話題を聞くと、自分がやって楽しくないこと苦痛な事を、営利目的(?)のために 無理強いする親という気がして、いややねん〜な気持ちがしたものでした。 今回もそれと同時に、記者の人が書いているように「取り繕い」さえなくて、無様な感じ。 正直者といえばそうなるが、子どもには、読書の大切さをぶっているわけだから、カッコつけているわけで めちゃくちゃカッコ悪いやん!と思う。ホンマにいるのかね、こんな人。
ところで、難しい「感銘を受けた本」ですよ。 例によって例の如く、辞書で調べる、 【感銘】忘れられないほど深く心に感じること。福武国語辞典 深く感動して忘れないこと-岩波国語辞典 ついでに【感動】物に深く感じて、心を動かすこと-岩波国語辞典
そう言われてもな〜っとやっぱり思うよ、この質問。 好きな本とか感動した本、最近読んで印象に残った本という問いに変えたらもう少し 血の通った回答を書こうかしら?と思えるかもしれない。 でも、そうしたら沢山ありすぎて、かえって書けないかもしれない。
どちらにしても、夏目漱石とかドストエフスキーとかは出てこないっすよ(笑)
ちなみに私は子どものころ、勧められもしないのによく本を読みました。 父は仕事でほとんど家にいないけど、割りと本を手にしていることが多く 母も当時はたまに本を読んでいました(今は老眼でほとんど読まない) そんな環境ですが、弟は全く本を読みませんでしたね。 やっぱり読む子は読むし、読まない子は読まないのではないでしょうか? ちなみに弟は成人してからの方が本を読むようになったみたいです。
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