だから猫が飼いたいのに・・

2004年05月08日(土) 自分の子を誉める親orけなす親(=自分誉めな話)

昨日の朝ドラ「天花」で触れた話題の続き。
私は親や祖父母など身内から誉められたことなどない。
でも、私だけでなく兄弟も。そしてうちの家族だけでなく、親戚でもそんな風習(?)ないと思う。

そして、誉めるどころか徹底的にけなされる。けちょんけちょんに・・・
身体の欠点から、服装のセンス、趣味まで、こてんぱんに言われる。よくノックダウンしていた。
自分で洋服を選び始めたときは、いつもけなされるんじゃないかとドキドキしていた。
実際に厳しく言われたこともある。趣味が悪い。安物くさいなどなど沢山。
姿勢が悪いというオーソドックスな事から、膝が出ているとか、腹が出ているとか
も〜頭の先から足のさきまでいろいろ言われる。勘弁してくれ〜とよく思った。

子育て本でいう「誉めて育てよう」な話をみかけると
ちょっとうらやましかったりして・・でも誉めるってどんな風に?
されたことない事はわからないから疑問は果てし無く広がっていった。

そんな環境の中、驚くべきことを以前の職場の同僚に言われた。
彼女は「だらしない」という言葉が似合う雰囲気の女性。
服装、化粧、時間、勤務ぶり、交友関係、話し方、どれをとっても何かいい加減。清潔感がない。
真面目さ、誠実さというものが、ガッキリ欠けていたように思えた。私は当然、その女性が苦手だった。
実は後に知ったのだが、職場全体でもかなり不人気だったらしい。
皆大人だからそんな気配は見せず、私はそれに気づいていなかったりしたのだが。

ある日、そんな女性からこう言われた。
「あなたもきっと親から可愛い、可愛いって育てられたんだろうねえ」という内容を親愛を込めて・・

「エェ!?」ンなアホな。
彼女の意図が全くわからないので、そんな事実はないとやんわりと否定しておき、話を終わらせた。
彼女の断片的な情報と話から推察すると、彼女こそが可愛がられて育った人のようである。
彼女は結構良家のお嬢様で、有名女子大も出ている。
顔もかなり可愛い部類だったと思う・・それゆえに自慢の娘だったかもしれない。
それで両親に可愛がられて、大事にされて大きくなったという事なのだろう。

なるほど、可愛がり、誉めて育てると、モノによってはこうなるのね。となんとなく学べた。

(注・子どもによっては誉めても大丈夫な場合もあります。賢い子は・・多分。)
しかし、彼女が私に同志?的なニオイを感じたのは、よくわからない。
いや、私がきっとマイペース(わがまま)で、気楽そうに見えたからだろうとは思われる。
職場でも随分とエラそうにしていたしな。

でも、あんまりけなすのも酷いと思い、1度親にそれを訴えたことがあるのだが
「誉めるのは他人に任せればいい、誰も誉めてくれない子どもは親が誉めるしかないんや!」

「エェ!?」なんなの、その自信は・・・・。
我が親ながらその言いきりには唖然、呆然・・・・・・・。

でもまあ、間違ってはいないかもしれない。
親が盛大に「姿勢が悪い!」と愛のムチをくれたおかげで、私はずっと最近まで
他人様から「姿勢がよい」と誉められていた。(最近はそうでもない)
恥ずかしいから書かないけど、他にも親からの愛のムチのおかげで他人から誉められる事は少なくなかった。

でも外では誉められることがあっても、家ではむちゃくちゃ言われるから
他人の誉め言葉を全く信用しない私でしたが・・・「御世辞をゆうてはるのや」と思ってしまう。

さて、どっちがいいのかな〜。それは好みの問題かな。
それに本当に上手に誉めて育てたら、ダメな子にはならんと思うよ。
でもその技術が習得できるか、どんな子どもにでも通用するかという見極めが難しいのだと思います。

結局、自分を誉める話になっているかなあ。
でも、長い間の愛のムチのおかげで、私は自分の良さを肯定できない人間になっていたのも確かです。
20代前半まで、誉め言葉に異常に拒否ってた。やりすぎもいけません。
相手は軽い気持で言っているのですから、大げさに否定したらもっと誉めないといけない雰囲気になったりしますし、
頑なに拒んだりすると嫌味になったり、会話が弾みませんからね〜。
いい大人は、誉め上手、誉められ上手でいかなくてはね。

蛇足:一見、人当たりいいから誉められやすいけど、中身はこんなんで、すぐに化けの皮がはがれる。
つまり誉められるに値しないのと、自分ではよくわかっているので、誉められるとやっぱり汗が出ます。
おほほほほ・・・。


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