| 2004年05月09日(日) |
かけだし占い師の独り言。 |
別冊文藝春秋5月号「ニベア」瀬尾まいこ・・ なんだか気になって読んで見たら、今の私にぴったりというか似合った読み物だった。
職を失った主人公が求人広告で占い師となり、最初は占いの本などで真剣に占いをするのだが だんだん面倒になり、直感で占うようになった。その方がかなり調子よくもなり独立した。 ある日、小学生の男の子から「お父さんかお母さんどちらにしたらいいか選んで欲しい」と 依頼された。今までになかった難問にさてどうする?という内容。
私は直感も結構持ち合わせているみたいだが、この主人公のようにそれだけを頼る占いなどはできない。 でも、ここにかかれている占い師事情は良くわかる。 その人となりなどは、服装、顔つき、しゃべり方などその人が無意識に表現しているものから掴み取れるからだ。 (社会学者のプルデューがディスタンクシオンなどで解明していることに似ている気がする) あと辺り障りない。、長所と短所なども誰にでもあてはまるように言えるというのも本当だ。 もともと占い師に見てもらいたいという人だから、話しを聞こうとしているわけで、話しは勧めやすいと思われる。
そしてその主人公の占いコーナーに訪れる悩み相談のほとんどが恋愛・結婚というところも分かる。 それらが主人公の言う通り、占いなどを頼らなくても、一般常識にのっとって考えたら、おのずと答えが出ると言う事も。
働かない、浮気する、虐待する同棲相手と分かれた方がよい?という質問の答えなどわかりきっている。 でも、「別れなさい」という答えだけなら、誰でも言える。占い師ならそこから先を考えたいものです。
私自身は、そういった運勢とか恋愛、結婚など未来のことを診るような占いよりも 気学、方位、家相、姓名判断は作用すると思うので、占いというかそういう事は活用したらいいのに、と思う。 相手を変えることは難しいが、自分を動かすことの方が簡単だからだ。
この小説の主人公がいうとおり、占いよりも直感という事を大事にしているのは実は大切なことかもしれない。 最近自分の友人たちを占ってきて、どの人とも縁があるんだなあ、という相性なので、自分の仲良くできる人。 好きな人というのは相性がいいのだとわかってきたから。 占いは、目に見えない「ウマが合う」という事象を統計学として導き出している、気がしないでもない。
勘が働き、自分にとって相性のいい人を見つける事ができる人は占いなどに頼らなくてもいいかもしれないが そういう勘が働かない人で、人間関係に悩んでいる人は、自分や相手を知るアイテムとして活用したらいいのではないかと思います。 そう勘の働かない人は自分のことも知らないかもしれないからね。知らないというより、見ようとしないの方かな。 未来の幸せは自分の性格や癖などを知ることから始まると思いますし。
話しはそれましたが、瀬尾まいこさんの読み物は面白かったです。 「図書館の神様」で話題になった作家さんというから、図書館、占い師というわけでなんか親近感が湧く。 今度読んでみるかな。
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