森 絵都 集英社
同じ作者の「宇宙のみなしご」が好きだったので、それが児童文学だったのでそんなつもりで読んだらちょっと違っていた。 1968年生まれの作者さんが書いている、誰もが通るだろう青春グラフティーだった。 とにかく小学校から大人になるまでの「懐かしい」オンパレード。 子どもなりの悩みと仲間たちとの団結がゆかいな小学校時代。 反抗期を迎えたツッパリ積み木崩し、狂乱の中学時代。 恋に恋する盛り、渇望、そして抜け殻の高校時代。 そしてその後の彼女。
誰もが通ると書いたけど、それは当たり前の事ということではなく。 個人差はあるけど、主人公の葛藤とか悩みは覚えがあるだろうということで
もちろん私だって 小学校で友達と団結なんて、いい思い出はない。 ツッパリになったことはない。(けど親には反抗した。) 高校は女子高だったから、それにそこまで自分を見失う恋にハマったことも無い。 (きっとこの頃を逃したら、一生ないかもしれない) 卒業式に特別な思い出も無い。いつもせいせいしていた・・・・・・正確には懐かしいのではないのだけど。 でも、確かに同じような道を掠ったり、突き抜けたりはしていたと思う。
彼女の永遠と出口と宇宙の膨張への挑戦が心地よい物語でした。 こりないのが、人間なのよね・・・
蛇足:恋愛のところで、男女(高校生だけど)の決定的なスレ違いが描かれているのですが これが10代でわかってしまったなら傷は浅いと思う(笑)
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