だから猫が飼いたいのに・・

2003年03月21日(金) 宝塚ドラマシティ花組「不滅の棘」

少しネタばれあり。

不滅の棘に胸うずく哀しいエリーに私まで胸うずきました。

三連休は自宅でおとなしく休むなんて誰が言っていたのでしょうか?また元の木阿弥になってしまうよ。こわやこわや。
でも花組のドラマシティが「よかった」と勧められたらちょっと行ってみたくなるじゃない?オケピ!もAMPの白鳥も行けないし、丁度梅田に出る用事もあったんだし
行ってみよう〜とまたもや運試し〜。(駄目だったら映画を見ようと計画もしていたのでした)
30分前に久々のドラマシティに着いたら信じられないくらいのごった返し、流石に大劇場ほど場所に余裕がないのよね。そして何故かもっている人に見えるらしくて(何故?)声をかけられて恥ずかしい。今日こそ無理かな?と思いきやなんとか見られることになりました。

カレル・チャペックの「マクロプス事件」が原作ということで、この話はしらないけどカレル・チャペックは知っている。可愛い犬の「ダーシェンカ」と「園芸家の12ヶ月」これくらいしか知らないけど、これらの作品を書いた人が、あの花組のポスターのような世界を書いたのかと(昔のディビット・ボウイーみたいに骸骨もっているよ)、そして不老不死がテーマというから、かなり趣味だわ。

とにかくこれほど主人公がとにかくかっこよく、ステキに見える演目はなかなかないよ。
他の出演者たちも個性があり、もちろんよく覚えている。
「読んだら死ね〜!」と忘れられない酔っ払い青年のハンス(またマザコンぽい役だったね)やそのいかにも薄幸そうなクリスティーナ。そして「歌っちゃうよ〜!」とはじけた老女のカメリア。ちゃんとそこに存在して覚えているんだけどエロールが出てくると、エロールの世界につれていかれてしまうのでした。
劇中のショーが終わり、舞台のイスに一人腰掛けて、愛した人の名を呼ぶエロールの声だけで(背を向けているから顔は見えない)もその哀しみが伝わりましたし、
彼が消える前に妻と小さい頃に分かれた息子の名を呼び、涙を流しているのを見るともらい泣きしそうになりました。
永遠の命を持つものといえば、ヴァンパイアの映画を筆頭にいろいろみていましたが、彼がいろんな女性から愛を告白されるたびに洩らす笑いは、今まで見た者よりもずっと孤独で哀しげだったわ。

ショーでわざと口紅を手でぬぐって顔を汚したり、2部の始まりはずっとイスに座ったりとあれ?これはいつのまになど演出も面白かったでっす。

こんなに書いているけど春野ファンではない私、いっそファンになってしまえたら楽かもな〜。でも今一番輝いているトップさんに違いないです。

追記:デビッド・ボウイを思い出していましたが、偶然でなく演出家の先生は狙っていたと後で知りました。デビッド・ボウイといえば「ハンガー」というヴァンパイア映画に出ていました。これも思い出していました。


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