啓蒙書、実用書の類いは滅多に買わない私が何を今さらこんな本を買ってしまったのだろう。 男女の違いがテーマという所にひかれたのだ。まだ初めの方しか読んでいないけれど、をを、わかるわかる、と頷きながら読む。 「男の頭は個室で女の頭は流れる川のごとく」とか「男は目標達成思考、女は同情と感情を共有したい」「男は一般化したがり、女は詳細を知りたがる」とか。 しかしこういうのを読むと自分の男性的な部分というのが良く分かる。常に男性的な人間だという訳ではない事も良く分かる。局面局面で男性的な自分が出現しやすかったり、激しく女性的だったり。 大体あれですよ、私は男の悪い側面と女の悪い側面で成り立ってるな。 頭が硬くて感情的で、話したがらず聞きたがる。自覚があるだけまだいいか。自覚があるなら直せ<自分。
言葉を尽くさなければ分からない事もあるけれど、言葉は言葉になった時点で本質から微妙にずれていく。他者を理解すると言うのは非常に骨の折れる作業。 行動や発言はその人のものではあるけれど、それが全てその人を表わすとは限らない。 理解しようというのがおこがましい、と引いてしまう自分がどこかにいる。 理解するより了解する方が男女の間では必要なことなのかも。
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