痴漢・変質者3

えー、今日は電車内痴漢でちょっとインパクトのあったものを、御紹介。

電車内痴漢
その日は、友人と遊んで、その友人と二人で、ぎゅうぎゅうの御堂筋線に乗っていた。背の低い友人は人に押されて、つり皮に捕まっていた私と離れ離れになってしまった。
離れ離れになっちゃったね、と、目で伝えて、笑いあい、まぁ、二駅だし、おとなしくしておこうと思っていた時だった。
私のお尻を触る感触。
まぁ、こんなに込んでるんだし、カバンか何かが当たってるのだろう、と最初は思っていた。が、その感触は、動き出した。カバンならこんなに掴んだりしない。痴漢だと確信した。
「やめてください。」
そう言ってもやめない。
「やめてください。」
思い切り低い声で言ってみる。だめだ。くそう。横のサラリーマン、気がついてるんだろ!?助けやがれ!でも、助けてくれない。なんで私がこんな目に!と、キレた私はそいつの手に爪を立てた。しかし、その手の主は一瞬ひるんだものの、手は尻を捉えたままだった。
そうか、そう来るか。確実に私に喧嘩売ってるんだな。こいつは。そう判断した私は、今度はささるくらい、爪先に力を込めた。それでも奴の手は、私の尻から離れなかった。
完璧に堪忍袋の緒が切れた私は、その爪をひねるようにして、奴の手の肉をえぐってやった。手の皮が剥ける、嫌な感触が、爪を通して伝わった。
奴はやっと尻から手を離し、ぎゅうぎゅうの車内を、猛烈な勢いで人をかき分けて壁際に移動した。
奴を目で追っていた私は、さっき痴漢にあったいた時よりも、不気味なものを目にした。
奴は、じっと私を見据え、ニヤニヤしながら私にえぐられた手を舐めていたのだ。
心の中で「ぎゃーー!!」と叫んでいる間に電車は目的地につき、私は人波に押しだされるようにして電車を降りた。
呆然と電車を見送る私を、不思議に思った友人が、「どうしたん?」と聞いたので、我に帰って奴の事を話した。
友人は、「ぎゃーー!!」と私の代りに叫んだ。

奴の目的が、痴漢する事だったのか、手をえぐられる事だったのか、今となってはもう、わかりません。
2002年07月31日(水)

宝物 / リカ

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