非日常かもしれない日々
| ■ 不安なのはどっち? |
2002年03月15日(金) |
彼はスノボを終えて、愛知に帰る途中の車の中から電話をかけてきた。
相変わらず電波が悪くて、ちゃんと会話にならない。
電話も切れて何度もお互いにかけ直す。
いきなり言われたのは
「お前、いくら買い物に使ってるんだよ!HP見てビックリしたぞ!”俺専用のお前の日記”には買い物に行ったとしか書いていないぞ!」
実は昨日から、彼しか読めないパスワード日記を書いているのだが、彼はサイトの携帯版もしっかりチェックしたらしい・・・
「全く・・・俺がいないと駄目だな!俺が一緒にいたら”全部下さい”じゃなくて”全部止めます”って言うのにな!」
別に、あたしが稼いだ金じゃん。
あたしが無駄使いしたって、彼はちっとも困らないはず・・・。
まあ「早く稼いで風俗上がれ」とでも言いたいんだろう。
「愛してるよ。お前は俺に何か言い忘れていない?」
「いつ会えるのかな?早く会いたいな」
「肝心な事を言ってくれないの?」
「愛してるよ」
その後もメールのやりとりしたけど、彼は相変わらず「不安」だと言う。
いつまでも、あたしの事を好きなのは変わらないが、会いたい時に会えないのは辛すぎるって。
横浜にいた時が幸せすぎて、これからが恐いって。
「寂しいのはお前だけじゃなくて俺もだよ。お前の事は別れても好きだよ」
でも、好きなのに別れる方が辛いって事、彼にはわからないのかな?それともわかっているから、不安でもあたしと別れないのかな?
何だかんだで
「好きって気持ちは同じだね。頑張ろう!」って彼。
あたしはメールで彼に言う。
「別れるなんて言ったら、すぐに飛んでいくから覚悟しておきな!あたしは君に幸せをいっぱい貰ったから、これからはあたしが君を幸せにしてあげる!」
Arranged +
Written by 樹杏(じゅあん)