2007年08月28日(火)

日曜日、仕事行く電車の中で乗り合わせる女子学生たちの、だいたいの第一声が「昨日、見た?」から始まるのが面白い。で、なんだかんだと、「ライフ」は都合がつけば見ていたりする。さすがに毎回とはいかないが。手抜きがないし、出演者もひどい芝居してないし(特に、福田沙紀と関めぐみが良い仕事している、と云ったら言い過ぎかしらん)、見ていておもしろい。(家の遠くない、見慣れた風景も出てくるし)(なんだそら)

宙バレンシア

今日は昼まで仕事で、午後観に行った。自宅電障などにより(言い訳)、一切情報収集なし。唯一、ともちんが悪役、と云うことだけインプットして劇場へ。そもそも当初は、バレンシア版「坊ちゃん」とか思っていたぐらいだ。

結論から言うと、すっきりとしないし、ちっともおもしろいとは思わなかった。悪をやっつけるカタルシスもなければ、恋愛物としての盛り上がりもなくて。フェルナンドって、実はレオン将軍に利用されただけなんぢゃないの?(うまくくすぐられて乗せられたとしか思えない) ラストもラストで、ロドリーゴが「シルビアが死んだ」と云うのと、フェルナンドが「イザベラは死んだ」と云うのと、同列にするのってどうなんだ、と感じたり。

ともちんが悪役なのはいいのだけど(デカイから迫力はある)、全部他の人のセリフで「ひどい領主」と片付けられてしまっていて、絶対やっつけるべき存在と云うほど、悪い人には見えなかったのね。しかも、悪役の美学すら示されてない。最後成敗されるけど、ものすごく気持ち悪かった。主役側から観ても、悪役側から観ても、こうも相容れない、納得いかない芝居って、あまりないような。

再演物は難しい、と云うけれど、今上演するにあたっての、内容の精査とかシェイプアップ&肉付けはされたのかな? 初演は観ていないからどうなのかはわからないけど、あまり手入れされていないような印象を受けた。

最後に。蘭寿さんのラモンが、妹思いの下町能天気お祭り野郎風なので、得意分野と云うか安心して観ていられるし、これは是非とも青天芝居で観たいぞ、と思ったぞ。

本日の昼食

もみじ饅頭(11:30のおやつ)