運良く初日チケットが取れたので、行ってきた。
大野作品なので、期待が高かったのは認めよう。「ヘイズ・コード」の記憶もまだ新しいし。だから、少し「あれっ」と思ったのも確かで。決してつまらないわけではないし、コミカルな場面もふんだんにあるし、最後はちょっとほろ苦くて、と思いきや、なにやらハッピーな予感の終幕。だけどなんだろう。「ヘイズコード」や「A/L」ほどにはフィット感がないと云うか、中途半端と云うか、ちょっと軽すぎやしないか、とか。あ、天羽氏とか風莉じんさんが、人物説明読む限りでは魅力的な感じなのに、そこまで描ききれてなかったせいかも。もっと話に絡んでくるのかと思った。
見どころと云えば、やはり七の人のクール眼鏡だろうか。ちょっといけ好かないところがあることも含めて、嵌まりすぎ。ただ相棒不要に至った過去からサミュエルを相棒と呼ぶまでの変化が、見えにくく感じた。そこは、クールで照れ屋さんなんだ、と云うことにしておこう。(過去のことがあるからサミュエルとの相棒関係を解消して、ひとりでやっていくのか。相棒と呼べる人を失うことが怖いんだ、この人。で、そっけない態度を取る、と。)
サミュエルの妹役は花影アリス嬢で、可愛いのですが、今作品の犬役はこの人、と云う気がしないでもない 。尻尾は振っていないけど。(どっちかというと、小型犬だけど番犬、みたいな?) そして蘭寿氏はやはり、なんでああも犬キャラなのだ。
五峰さんはなんだか今回も淋しさ(と野心)を内包した女性を演じていて、それはそれで堂に入っているのだけど、そろそろカッコイイ役も観たいと思った次第。
忍び込んだ横田基地(夢の中では)から脱出する際に、宝塚の無敵娘役のひとりでもある城咲あい嬢に、なんであげたお守りつけてくれないの〜、とむくれられてしまった。
ちなみに、鈴奈さん、きんさん、百花さんは、宝塚三大ムテキングである。
麻婆豆腐とご飯