日々妄想
DiaryINDEX|過去|未来
| 2006年03月11日(土) |
間抜けすぎる…(涙) |
昨日の日記、ペールをペルーって打ってた… なんでだろう… 下書きなしで勢いにのったまま、この日記に書き散らしているから? カタカナに弱いのはどうにかしたいです、漢字に弱いのも、あと文章を書くにあたって基本的な事がまったく出来ていないあたりも、どうにかしたいです。
昨日の日記の続き。 捏造ガイ話、というかガイが黒くていやーん。 ところどころ飛んでいるのは、その間のエピがまだ浮かんでないからです。 それなのに書き散らすダメっこ。 好きなシーンだけ書いていれば幸せ…なダメっこ。 というか、そろそろ考えなきゃな…
「父上は…約束のできない人間だから」 公爵の事を語る時は言葉に険が含まれている事に、子供の自分でも早い段階で気づいていた。 「ルーク様」は悟られないよう装ってはいるが、父親に対しては複雑な思いがあるようだった。 「そうなんですか。旦那さまはお忙しい方ですからね」 渦巻く複雑な心境を押し殺して笑顔をつくる。 どんな場面でも顔が勝手に笑顔になる、そしてその度に自分の中に潜む闇が深くなる気がしていた。 「違う!最初から果たす気のない約束ばかりなさる!」 本人も意識した以上に声が荒げる事となったので、いささかバツの悪そうな顔をして目をそらした。 優しく諭すように、心の篭らない偽りの言葉を口にのせる。 「果たす気のない約束など男はいたしません。ただ、今世の中は緊張状態にございます。公爵さまのお立場からすればなかなかお約束を果たすことが難しいのかもしれません」 いつわりの慰めなど何の糧にもならない。 「ガイ…お前は優しい男だな」 「いえ、そのような」 優しくなどないさ、お前の父親に対する感情など「どうでもいい」から口先の言葉がでているだけ。 「お人よしすぎるぞ。そんな事で大丈夫か」 敵の息子に心配されるとは。しかも馬鹿にした風でもなく、本気で心配している様子だった。
「初めまして、ルーク様。私はローレライ教団のヴァン・グランツと申します」 「お前が最年少の主席総長か?なんだ、最年少というから若いのが来ると思ったら、ずいぶん老けているな」 8歳ともなると、ルーク様はますます言葉に遠慮というものを覚えなくなっていた。 父親である公爵は、家庭を全く顧みず、いや…「ルーク」を顧みなかった。 そうなると、元より優しい気質である奥様は、父親の分まで愛情を与えた結果が、我がままで聞かん気のつよい子に育っていた。 そんな可愛げない様子も、ヴァンは意に介さず大口をあけて笑った。 「これは手厳しいですな。言葉が悪いですが、舐められないようにするためには老け顔というのも悪くはないものです」 歯に着せぬ物言い、豪胆でありながらも礼儀をわきまえ、幅広い知識をもち、何より並び立つものが少ない剣の達人であるヴァンに、ルークはすぐさま魅かれていった。 元よりヴァンは人を惹きつけるカリスマがある。知らずに父性を求めているルークを懐柔する事など、あの陰謀渦巻く教団でのし上がって行ったヴァンにとって赤子の手をひねるよりも容易であったであろう。 「おけいこ」と称してルークの剣の稽古をつけ、学問を教え、為政者となるための心得まで教える始末であった。
「なあ、なんであんなのヴァンはルーク…さまの世話をみるんだ」 俺にとっても兄のような人だ。 ヴァンは俺のために動いてくれている、と信じていた。 だが、あまりにもルークに肩入れしすぎているように思えたからだ。 ペールは声をひそめて 「ガイラルディア様が心配されるような事は何もありません。ヴァンは裏切る事などけしてございません、全て我らにおまかせください」 この頃、少し張り詰めた空気がペールとヴァンに纏われている気がしたのだ。 何か…起こる前触れのような…
「それ」は俺が14歳のとき。 ルークは10歳になっていた。なっていたはずだった… 「ルーク!ルーク!!」 奥様の嘆きは深く、睡眠も食事もとらず、あまつさえ屋敷を飛び出して自分の息子を捜しに行こうとする始末だった。 部屋の外でも聞こえてくる彼女の慟哭に、心が張り裂けそうになる。 敵の家族なのだ。だが彼女は憎む事は一度も出来なかった。 「なあ、まさか…」 「坊ちゃまが心配される事はなに一つございません」 「ヴァンか!ヴァンが…」 まさかこのような強硬手段をとるとは。 確かに小憎らしい尊大な子供だったが、こんな事を望んではいなかった。 「俺は…こういう事は許せない。ヴァンが為したというのなら」 ヴァンと袂を分かつ事になる。
ルークは発見されて戻ってきた。 ただ、生気のない瞳でぼんやり部屋の天井をみることしか出来ない姿で。 奥様は思い切りルークを抱きしめたまま、気を失われていた。 気を失いながらも、ルークの服を掴んだまま離そうとはしなかった。 母親の愛をそこにみた。このような奥様を憎む事など一度も出来なかったのだ。 だが母親の強い愛情は、今のルークには刺激が強すぎた。 掴んで放そうとしない手に、どうしていいのかわからずにおびえている。 「大丈夫だ、大丈夫だ。ルーク」 そっと頬に手を添える。 ビクリと身体が竦ませる。目線をあわせて、ルークがおびえないように優しく心の底からの言葉が出る。 「おかえり、ルーク」
ガイはルークが10までは憎悪を抑えていて、あの事件以降から本来のガイっぽくなる設定で話をもっていこうと思っているのにまとまりません。 この時点ではガイは「誘拐された時に、記憶喪失になるくらいのショックを与えられた」と思っているので、誘拐に手を貸したと推測しているヴァンに対しては、この時点から心持距離を置いているカンジで。 アニキのようであり、忠実な部下であり、と思っていたヴァンの過激な行動にガイ様ドン引き!みたいな…
うーん…まとまらないな〜
|