日々妄想
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2006年03月12日(日) 調子にのっている

おおー。おおー。ありがたや、ありがたや。
捏造ガイものにも、ゆうかさんはお優しい。


という事でもうちっとだけ続き。
もういい加減にしろって感じですが…



「眠らないのですか?」
「ふむ…困ったことだ。部屋の片隅でぼんやりとしている」
そこで白羽の矢が俺にたった。
乳母などとうに暇を出している。まだ子供とはいえ屋敷のメイドに床を共にさせるわけもいかない。奥方さまは寝込んだままだ。
「まあ、かまいませんけどね」
ルークには色々複雑な思いはある。

「ほら、一緒にねるぞ」
言葉の意味などわかっていない。
ぼんやりと突っ立っているルークの手を引っ張り、ベッドに引き寄せる。
小さく細い背中に手を回す。
「大丈夫、一人にしない」
不安そうにしていたが、やがて俺の胸に顔をうずめてくる。
震える背中を優しく擦ってやる。
そんな自分の行動に、思わず苦笑いが浮かぶ。
何をやっているんだ、相手はあの「ルーク」なのに。
だが、俺もホドからペールに手を引かれて逃れた時、夜がとてつもなく怖かった。
このままずっと闇に閉じ込められたままなんじゃないかと、不安に押しつぶされそうになっていた。
一人でベッドのなか小さく丸まり、朝が来ることだけを祈っていた。
朝がくれば、この得体のしれない不安から、闇から逃れられるんじゃないかと思っていた。

敵の子供であるはずなのに、健やかな寝息が聞こえ始めると、何故か心が落ち着く。
ルークを抱きしめながらも、抱きしめられているような錯覚に陥ってくる。
互いの体温が溶け合っていくようで、その感覚が心地よくてそのまま眠りに落ちそうになる。
眠りに落ちる刹那に、自分の中の闇に一筋の光明が差し込んだイメージをみた。


言い訳すれば、これ一応健全前提ですから(ええー)
ここらへんでパパンの話を入れ込もうと思ったんですが、上手くいかず。
ガイはこの時点では屋敷の惨劇をおぼえていない。でも島が消滅したあたりの記憶はあるはず。
まだ5歳の子供が、還る場所もなく家名を捨て(マルクト王国に救援を求められたはずだが)セントビナーで潜伏して仇をとる機会を窺う。
ただ子供として、あの誕生日の惨劇を覚えていればもっと「復讐」に身を焦がしそうですが、周囲から「公爵のせいで」と教え込まれたので、そうしないといけない、と思っていたような気がします。
いつも「うしろめたさ」を背中に貼りつかせているイメージです。
ルークに優しくすれば、母や姉を裏切っているような。だけど目の前の子供還りしているルークに冷たい態度など取ることもできなくて。
そんなガイ様。「ジェイドのディストに対する態度はもう愛の領域」まで言い切ってしまうガイ様。他人の恋愛(違う)なら楽しそうなガイ様。
ガイ様が好きすぎてどうにかなりそうです、助けて!あとサフィールも、あとルークとアッシュも!ジェイドとピオニーも!!


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