日々妄想
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おおー。おおー。ありがたや、ありがたや。 捏造ガイものにも、ゆうかさんはお優しい。
という事でもうちっとだけ続き。 もういい加減にしろって感じですが…
「眠らないのですか?」 「ふむ…困ったことだ。部屋の片隅でぼんやりとしている」 そこで白羽の矢が俺にたった。 乳母などとうに暇を出している。まだ子供とはいえ屋敷のメイドに床を共にさせるわけもいかない。奥方さまは寝込んだままだ。 「まあ、かまいませんけどね」 ルークには色々複雑な思いはある。
「ほら、一緒にねるぞ」 言葉の意味などわかっていない。 ぼんやりと突っ立っているルークの手を引っ張り、ベッドに引き寄せる。 小さく細い背中に手を回す。 「大丈夫、一人にしない」 不安そうにしていたが、やがて俺の胸に顔をうずめてくる。 震える背中を優しく擦ってやる。 そんな自分の行動に、思わず苦笑いが浮かぶ。 何をやっているんだ、相手はあの「ルーク」なのに。 だが、俺もホドからペールに手を引かれて逃れた時、夜がとてつもなく怖かった。 このままずっと闇に閉じ込められたままなんじゃないかと、不安に押しつぶされそうになっていた。 一人でベッドのなか小さく丸まり、朝が来ることだけを祈っていた。 朝がくれば、この得体のしれない不安から、闇から逃れられるんじゃないかと思っていた。
敵の子供であるはずなのに、健やかな寝息が聞こえ始めると、何故か心が落ち着く。 ルークを抱きしめながらも、抱きしめられているような錯覚に陥ってくる。 互いの体温が溶け合っていくようで、その感覚が心地よくてそのまま眠りに落ちそうになる。 眠りに落ちる刹那に、自分の中の闇に一筋の光明が差し込んだイメージをみた。
言い訳すれば、これ一応健全前提ですから(ええー) ここらへんでパパンの話を入れ込もうと思ったんですが、上手くいかず。 ガイはこの時点では屋敷の惨劇をおぼえていない。でも島が消滅したあたりの記憶はあるはず。 まだ5歳の子供が、還る場所もなく家名を捨て(マルクト王国に救援を求められたはずだが)セントビナーで潜伏して仇をとる機会を窺う。 ただ子供として、あの誕生日の惨劇を覚えていればもっと「復讐」に身を焦がしそうですが、周囲から「公爵のせいで」と教え込まれたので、そうしないといけない、と思っていたような気がします。 いつも「うしろめたさ」を背中に貼りつかせているイメージです。 ルークに優しくすれば、母や姉を裏切っているような。だけど目の前の子供還りしているルークに冷たい態度など取ることもできなくて。 そんなガイ様。「ジェイドのディストに対する態度はもう愛の領域」まで言い切ってしまうガイ様。他人の恋愛(違う)なら楽しそうなガイ様。 ガイ様が好きすぎてどうにかなりそうです、助けて!あとサフィールも、あとルークとアッシュも!ジェイドとピオニーも!!
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