初日 最新 目次 MAIL

人物紹介

「翼」−私。苦手なモノ → 恋愛

「T君」−友達のダンナの親友。
1歳年上。
私の事が好き?みたいです。

「H君」−出向先の人。元カレ。
6歳年下。
すごく好きだったけど、フラれた。

「 I さん」−同じ会社の元上司。
3歳年下。
好きだった人

「Nさん」−元元彼。
6歳年上。交際2年9ヶ月。
憎まれてます

「Aさん」−10歳年上。
既婚者子持ち。
昔々の好きな人。

「あの人」−元元々彼。2歳年上。
1ヶ月でバッサリふられました。
私の通っていた大学の職員。


あなたには届かない

MAIL

My追加

2003年05月10日(土)
この恋が終わった日 3

始めは、信じられなくて現実を受け入れられなかった。

そのうちに、“どうして私がこんなひどい裏切りを受けなきゃいけないの!?”
っていう、怒りの感情が湧いてきた。

それから、それでもどうしても別れたくない私は、
「あの人」を引き止めるための言葉を捜した。


9日の金曜日は、仕事が終わった後すぐに、
実家に帰らなければいけない用事があったので帰った。
実家に帰るとすぐに「あの人」にメールした。

「明日(10日、土曜日)の夜、そっちに帰るので、会えますか?」

少したってから、返事が来た。

「そうだね。じゃあその日は予定入れないで待ってるよ。」

“もう会わないよ。”
そう返されることも覚悟していた私は、ほっとして、
同時に、“あの電話は、夢だったのかもしれない”とか、
“「あの人」もやっぱり私と付き合っていく気なんだ”なんて、
バカみたいに期待した。

その日の夜。私は夢を見た。
お決まりのパターンの夢…。

「あの人」が私の知らない女の人と歩いていた。
夢の中の私はすぐに気づいた、“それは「元カノ」だ”と。
私は2人に向かって叫んだ。

「どうして裏切るの!?」
「帰ってきてよ!?」
「彼女は私でしょ!?」

気が狂ったんじゃないかって思うくらい、叫び散らしていた。
でも、2人はそんな私に気づかずに、仲良く腕を組んで歩いていってしまった。
1人残された私を、周りの人が白い目で見ていた。
私はたまらなく、惨めな気分になった…。

目が覚めて、夢と現実の区別が出来なかった。
それが、現実だったような気がした。





↑エンピツ投票ボタン

My追加


土曜日。用事を終わらせて、こっちに帰ってきたのが夜の10時くらい。
ためらいながらも、私は「あの人」にメールした。
会うのもすごく苦しかったけど、どこかではバカみたいだけど、
ただ純粋に「あの人」に会えることを楽しみにしている自分がいた。

どうしてなんだろう。
こういう状況になってみると、なおさら「あの人」が愛しくて、
どんなに好きだったか、実感させられている。
バカだよね…。

“本当に大切なモノは、失ってから始めて気づく”

まさしくその通り。
もう…、もう終わりなのにね…。
本当、バカだよね。

それから1時間くらいして、「あの人」が私の部屋に来た。

すいません、続きは、また次回…。




エンピツ