初日 最新 目次 MAIL

人物紹介

「翼」−私。苦手なモノ → 恋愛

「T君」−友達のダンナの親友。
1歳年上。
私の事が好き?みたいです。

「H君」−出向先の人。元カレ。
6歳年下。
すごく好きだったけど、フラれた。

「 I さん」−同じ会社の元上司。
3歳年下。
好きだった人

「Nさん」−元元彼。
6歳年上。交際2年9ヶ月。
憎まれてます

「Aさん」−10歳年上。
既婚者子持ち。
昔々の好きな人。

「あの人」−元元々彼。2歳年上。
1ヶ月でバッサリふられました。
私の通っていた大学の職員。


あなたには届かない

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2003年05月09日(金)
この恋が終わった日 2

“ 元カノのことが忘れられない ヨリを戻したい ”

そんな最悪なふられかたって、あり?

「なにそれ…?本気で言ってるの!?」

一気に頭に血が上る私。

「本気だよ。」

いたって冷静な「あの人」

「どうして!?どうして裏切るの!?」

その態度にますます逆上し、泣き叫ぶ私…。

元カノのことは、詳しくは知らないけど、ちょこっとなら知っていた。
5年間も付き合っていたんだってこと。
すごく好きだったこと。
ずっと忘れられなかったこと…。

敵うわけないって事は、承知してた。
5年間だもん。出逢って1年ちょっとの私が敵うわけない。
でも、それでもいいと思った。
いつかは越えられる。
「あの人」だって、元カノ以上に私のことを好きになれるって思ったから、
私と付き合ってくれたんだって思ってた。

でも…、違うの?
だったら私たちは始めから、こうなるために付き合っていたの…?

“ 裏切られた ”

その思いだけが胸を駆け巡っていた。

「嘘でしょ!?」

何度も繰り返し聞く私。

「本当だよ。」

淡々と答える「あの人」


「私よりその女の方が好きなの!?」

「うん。」

「ヨリを戻したいの!?」

「うん。」

「私が邪魔になったって事!?」

「うん。」

「ふざけないで!!私は絶対に別れない!!」

「別れないって言ったって、俺はもう別れた気でいるから。」

「そんなの絶対に許さない!!その女となんて付き合わせない!!」


今思うと、自分でもみっともなくなるくらい、
私はむきになってわめき散らしていた。





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ねぇ、あなたにとっての私の存在って、それっぽちのものだったの?
あなたの胸は、ちっとも痛んでないの?

そのとき私は、本気で「あの人」を殺そうと思った。

その夜はそれで終わり。
でも、私達の別れ話は、まだ終わらない…。



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