
人物紹介 ☆ 「翼」−私。苦手なモノ → 恋愛 ☆
「T君」−友達のダンナの親友。 1歳年上。 私の事が好き?みたいです。 ☆
「H君」−出向先の人。元カレ。 6歳年下。 すごく好きだったけど、フラれた。 ☆
「 I さん」−同じ会社の元上司。 3歳年下。 好きだった人 ☆
「Nさん」−元元彼。 6歳年上。交際2年9ヶ月。 憎まれてます ☆
「Aさん」−10歳年上。 既婚者子持ち。 昔々の好きな人。 ☆
「あの人」−元元々彼。2歳年上。 1ヶ月でバッサリふられました。 私の通っていた大学の職員。 ☆
あなたには届かない
翼
MAIL
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| 2003年05月09日(金) ■ |
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| この恋が終わった日 2 |
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“ 元カノのことが忘れられない ヨリを戻したい ”
そんな最悪なふられかたって、あり?
「なにそれ…?本気で言ってるの!?」
一気に頭に血が上る私。
「本気だよ。」
いたって冷静な「あの人」
「どうして!?どうして裏切るの!?」
その態度にますます逆上し、泣き叫ぶ私…。
元カノのことは、詳しくは知らないけど、ちょこっとなら知っていた。 5年間も付き合っていたんだってこと。 すごく好きだったこと。 ずっと忘れられなかったこと…。
敵うわけないって事は、承知してた。 5年間だもん。出逢って1年ちょっとの私が敵うわけない。 でも、それでもいいと思った。 いつかは越えられる。 「あの人」だって、元カノ以上に私のことを好きになれるって思ったから、 私と付き合ってくれたんだって思ってた。
でも…、違うの? だったら私たちは始めから、こうなるために付き合っていたの…?
“ 裏切られた ”
その思いだけが胸を駆け巡っていた。
「嘘でしょ!?」
何度も繰り返し聞く私。
「本当だよ。」
淡々と答える「あの人」
「私よりその女の方が好きなの!?」
「うん。」
「ヨリを戻したいの!?」
「うん。」
「私が邪魔になったって事!?」
「うん。」
「ふざけないで!!私は絶対に別れない!!」
「別れないって言ったって、俺はもう別れた気でいるから。」
「そんなの絶対に許さない!!その女となんて付き合わせない!!」
今思うと、自分でもみっともなくなるくらい、 私はむきになってわめき散らしていた。
ねぇ、あなたにとっての私の存在って、それっぽちのものだったの? あなたの胸は、ちっとも痛んでないの?
そのとき私は、本気で「あの人」を殺そうと思った。
その夜はそれで終わり。 でも、私達の別れ話は、まだ終わらない…。
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