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2004年03月13日(土)
「恋する熱帯魚」

以前に紀伊国屋で立ち読みチェックして、表紙の金魚(熱帯魚というべきなんだろうが、どう見ても金魚)がかわいいなと思っていた、ウェンディ・マーカムの『恋する熱帯魚』をブックオフで買った。

いわば、ここ数年よくある『ブリジット・ジョーンズの日記』(以下BJ)系統の本。現在読書中の本が進まないので、とりあえず全然違う雰囲気のものを、と読み始めてみたところ、「これって、私のこと?」って感じで、笑っちゃう。内容はともかくとして、やだなあ、見てたの?という箇所がいくつもあって、この作者に観察されてたのかな?という気になるほど。

・・・高タンパク質ダイエットに低脂肪ダイエット、そしてキャベツスープ・ダイエットと次々に試したあげく、最も古典的な方法をとることにした。食べる量を控え、摂取カロリーを減らし、運動量を増やす。1日千キロカロリー程度に抑えるようにする。

考えることは皆同じなんだろうけど、このダイエットに対する思考が一緒だよね。1日千キロカロリーとか。他にもお金をかけずにエクササイズするというわけで、ウォーキングをするとか。ちなみに、昨日は2万歩以上歩いた!

・・・『怒りの葡萄』の古本を買う。文学専攻のころ、なぜか読む機会に恵まれなかったけど、読んでおくべきだと後悔していた。ダイエットや貯金やエクササイズと同じで、自分を磨くのに役立つと考えて本を買う。

私が初めて買った古典の洋書(しかも古本!)が、スタインベックの『The Grapes of Wrath』だったのだ。結局挫折して、文学部だった友人(私は文学部ではない)にそれを話したところ、「“怒りの葡萄”なんか買うからよ!」とにべもなく言われた。それ以来、スタインベックは敬遠していたのだけれど、モントレーでスタインベックの銅像に会ってから、ちょっと身近になった気がして、またトライしてみるかな?と思っていた。でも、先日紀伊国屋のバーゲンで、『East of Eden』を見つけたものの、やっぱり手が出なかった。

・・・今年の夏は古典文学を読むと決めたことを思い出す。そこら中に散らばっているペーパーバックを一箇所にまとめて積み上げる。さらに、メアリ・ヒギンズ・クラークやジェームズ・パターソンの本をフトンベッドの下に押し込み、ジョイス・キャロル・オーツの最新作を枕元に置く。純文学に入らないかもしれないけど、今わたしの部屋にある本の中では、いちばんまともな小説であることは確か。

私もクラークは読んでるし、パターソンに至っては、コレクターであると言っても過言ではないくらい。でも、オーツは純文学に入らないのか。。。そう言われてみれば、たしかにゴシック小説家とも言われているし、オーツはなんか違うという感覚があった。

というわけで、なんだか妙に親近感を持ってしまった。「BJ」系統の本といっても、全く「BJ」のようではない主人公なのだけど、この手の本て、主人公を取り巻く登場人物が、だいたい同じ。一番の問題であるボーイフレンドに、ウツクシイ美女のライバル。いつでも慰めてくれる何人かの女友だちとゲイの友だち。使えない上司に、世話好きな親戚。

こういう話はワンパターンではあるんだけれど、主人公が前向きだったら、それなりに結構面白く読める。この主人公も、冴えない太目の女の子なのだが、何でも前向きに考えて、がんばっているところに好感が持てる。

この主人公が私と違うところは、食事もかなりストイックだし、エクササイズもきちんとしている(ウォーキングに加え、エアロビもしているらしい)。前向きな思考に行動が伴っている。なんたって、『怒りの葡萄』を挫折せずにちゃんと読んでるし。(^^;



The Lord of the Rings: The Return of the King, filmmaker Peter Jackson's stunning conclusion to The Lord of the Rings Trilogy, arrives on DVD and VHS on May 25, 2004.


〓〓〓 BOOK

◆BOOK・OFF(明治通り店)

『恋する熱帯魚』/ウェンディ・マーカム \600
単行本: 428 p ; 出版社: ハーレクイン ; ISBN: 4596305021 ; (2003/07)
内容(「MARC」データベースより)
夜はキライ、ひとりはキライ、彼だけがすべてなの。でも、マンハッタンの暑い暑い夏が、ひとりぼっちで過ごす夏が、始まろうとしている-。恋に一生懸命なあなたに贈る、ちょっぴりビターなSummer story。

『さようならコロンバス』/フィリップ・ロス \100
文庫: 183 p ; 出版社: 集英社 ; ISBN: 4087600025 ; (1977/05)
内容説明
真夏のプールサイドで出会った二人は、次の日プールの底でぶくぶく泡立つ接吻をかわしていた。ニューアークの高級住宅地に住む女子大生と下町の叔父の家に下宿する貧しい青年の恋。空虚なアメリカの繁栄の中に生まれた、若若しくはりつめた恋の物語を、甘やかな余情とペーソスで捉えた青春の自画像。

『珍獣遊園地』/カール・ハイアセン \100
文庫: 597 p ; サイズ(cm): 148 x 105
出版社: 角川書店 ; ISBN: 4042655033 ; (1994/02)
内容(「BOOK」データベースより)
世界に二匹しかいないという珍獣が盗まれた。それがすべての発端。遊園地の広報課に雇われた元新聞記者のジョーは、珍獣盗難騒動にかんしてでっち上げ記事を書くように言われる。なにか怪しい。超過激環境保護団体を率いる老女、妙に義理堅い泥棒、素性が怪しい遊園地経営者…。奇怪な人間が跳梁し、奇妙な事件が次次と起こる。抜群のユーモアが冴える会心の一撃。

『優しさのゆくえ』/ダニエル・スティール \650
新書: 410 p ; 出版社: サンリオ ; ISBN: 4387900156 ; (1990/02)
※ダニエル・スティールは何冊か読んでいるが、翻訳で読むのは初めて。バーゲンとかでPBを買えばもっと安いのだが、これは小さめの単行本で、なんだかかわいらしく、妙に手になじんでしまったので、衝動買い。


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