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| 2004年03月06日(土) ■ |
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| John Hawks died and kept walking. |
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このところ多忙を極めて、日記を書く暇もない。
嘘でーす!(^^; 書かなくちゃいけない感想もたまってるし、読書会の本も読み進めなくちゃいけないし、4月からはまた早稲田の授業をとることにしたので、予習もしなくちゃ・・・と、いろいろ頭では考えているのだが、どうも気が乗らない。
最近あまり出かけないので、話題にも事欠いているし、日記を書くのがしんどい。ていうか、書くことが思い浮かばないので苦痛。
そういえば(やっと思いついたぞ!)、何冊か併読している本の中のひとつに、冒頭の一行を読んで、即購入したホラーもの(『The Walking』/Bentley Little)があるのだが、怖い話を読みたいという好奇心がある反面、読むとほんとに怖くなって、やな気持ちになってしまうのが困る。で、その本というのが、以下のような内容。
家族が見ている前で、おじいさんは死んでも歩き続けていた。真夜中になって、湖に向かったおじいさんは、そのまま水の中に歩いていって見えなくなった。数年後、大学生になった孫は、スキューバ・ダイビングを始める。夏休みに帰省した孫は、死んだおじいさんが沈んでいった(歩いて!)湖にもぐってみることにする。よしたほうがいいと言う父と叔父も、結局はおじいさんがどうなったのかという好奇心を抑えることができず、3人で湖へと向かう。湖にもぐった孫は、恐怖に怯えながら上がってきた。
「おじいさんはそこにいたよ。まだ歩き続けてる」
って、こわーい!!!でも、なんで?どうして?という好奇心が先に立って、読んでしまう。。。と思って読んでいたのだが、その後全然違う話になってしまい、それっきりこのおじいさんが出てこない。このおじいさんは、一体どうしたのか?まだ歩き続けているのだろうか?湖の中を!
結局、何の話なのかよくわからない。あれ?短編なのか?と思うくらい、ストーリーが全然繋がってないし、かと思うと、章が変わっても、同じ主人公とおぼしき人物(私立探偵─職業が職業だけに、ミステリだったかと時々勘違いしてしまう)が出てくるので、そういうわけでもないのかとも思う。でも、冒頭の「死んでも歩き続けている」おじいさんは出てこない。
なんとなく嫌〜な感じなのは、主人公の父親にしろ、依頼人の父親にしろ、他の登場人物にしろ、「おじいさん」あるいは「父親」が、恐怖または死に直面していることだ。おばあさんはいない。なぜ、おじいさんばかりなのだろう?それが、自分の父親の死を思い出してしまって嫌な気分になるのだ。
こんな本は途中でやめてしまえばいいんだろうが、やっぱりあの「死んでも歩き続けている」おじいさんのことが気になる。どこかにまた出てくるのでは?死んでも歩き続けている理由が書かれているのでは?と、ついつい期待してしまうのだ。
でも、ホラー小説なんて、結局原因など究明されないうちに終わってしまうのが多いしと思うと(原因がわからないから、不気味だったりするわけだから)、読み進むだけ無駄か?とも思う。なんとなく、黒魔術的な匂いもしているのだけれど・・・。
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