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| 2004年03月05日(金) ■ |
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| 書斎用(?)コレクション |
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アンソニー・トロロプの本が2冊届いた。 今月の密かな目標は(今年は目標を公にせず、密かに目標を立てている<ここに書いては全然「密か」じゃないが、一応「密かに」と思っているので、目標達成度は問わない)、「分厚い本を片付ける」ということ。でも、今日届いたトロロプの本は、2冊とも4センチ以上もある分厚さ。また分厚い本が増えてしまった。
トロロプの本は、先日購入した『The Warden』を除いて、ほとんどみんな分厚い。とはいえ、これだって Dover のものだから、字がぎっしり詰まっているために165ページほどになっているが、Everyman's Labrary のものだと、350ページを超える。
分厚い本は、「すごい本だなあ」と思って眺めている分には、他人事のようで楽しいのだが、いざ読むとなると読みづらい。でも、Dover とか Everyman's とかの古典は、分厚いけれど軽いので、手に持つにはさほど苦ではない。苦なのは中身だろう。(^^;
アンソニー・トロロプは、『ママは決心したよ!』で名前を見てから気になって、読んだことがないから好きか嫌いかもわからないのに、なぜか集め始めてしまった。翻訳は1冊も出ていないが、原書は山ほどある。なぜ翻訳されないんだろう?日本では扱いの小さい、スコットやギャスケルだって何冊かは翻訳されているのに。。。面白くないからだろうか?と不安になったりもするが、おそらくあまりに分厚い本ばかりだからかも・・・と勝手に解釈する。
いつ読むのか自分でもわからないのだが、「自分の書斎」と呼べる部屋ができたあかつきには、この手の分厚い古典を読みふけってみたい。つまり、本より書斎が先ってことだ。書斎ができたときに、並べる本がないと寂しいだろうから、書斎用コレクションてところか。(^^ゞ
実際、サイトを頻繁に更新しようと思うと、こういった本をじっくり読むことができない。べつに読んだっていいのだが、「長らく更新されない状態」に陥るだろうから、読みたいと思いつつも、結局すぐに読める本を手にとってしまう。すぐに読める本だって感想をためてしまうし、感想を書いたからって、あんまり関係ないかとも思うが(感想を書いててよかった!と思ったのは、『ニルスのふしぎな旅』の翻訳者の香川節さん(初訳の故香川鉄蔵氏のご子息)から、掲示板に「読んでくださってありがとう!」という書き込みをいただいたときくらいだし)、それでもまあ、とりあえず。
でも、早く読むと感想を書く暇がない。じっくり読んでいると更新ができない。常にそういうジレンマにつきまとわれている。
ちなみに、カマキリ探偵の話は、シャーロック・ホームズのパロディみたいだ。てことは、あの分厚くて大きい『シャーロック・ホームズ大全』を先に読んでおいたほうが面白く読めるってことか?やっぱり今月は、分厚い本を片付けなければならない運命なのだ。
〓〓〓 BOOK
◆Amazonから
『He Knew He Was Right』 (Everyman's Library)/Anthony Trollope \632 ペーパーバック: 960 p ; 出版社: Tuttle Pub ; ISBN: 0460872494 ; Reprint 版 (1919/01/93) Book Description Widely regarded as one of Trollope's most successful later novels, He Knew He Was Right is a study of marriage and of sexual relationships cast against a background of agitation for women's rights.
『Way We Live Now』 (Wordsworth Classics)/Anthony Trollope \500 ペーパーバック: 784 p ; 出版社: Lb May & Assoc Inc ; ISBN: 1853262552 ; (1995/12/31) Book Description The Way We Live Now is both a satire of the literary world of London in the 1870s and a bold indictment of the new power of speculative finance in English life. Trollope is described as the quintessential Victorian novelist.
『Trouble in Bugland : A Collection of Inspector Mantis Mysteries』/William Kotzwinkle \1587 ペーパーバック: 190 p ; 出版社: David R Godine Pub ; ISBN: 1567920705 ; (1996/09/01) 内容(「MARC」データベースより) 名探偵カマキリと食いしんぼうのバッタ博士は名コンビ。ある日、サーカスの花形、チョウのジュリアナ嬢がショーの最中に消えた。調査に乗りだした2人を待っていたのは血も凍る真実。しかも犯人の魔の手が迫ってきた!全5篇。
<参考・翻訳書>
『名探偵カマキリと5つの怪事件』 ハリネズミの本箱/ウィリアム・コツウィンクル (著), 浅倉 久志 (翻訳) 単行本: 213 p ; サイズ(cm): 182 x 128 出版社: 早川書房 ; ISBN: 4152500034 ; (2002/11) 目次 消えたチョウの怪事件/おびえきった学者の怪事件/イモムシの頭の怪事件/首なし怪物の怪事件/王冠盗難の怪事件
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