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| 2004年03月03日(水) ■ |
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| マグカップにこだわる |
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マグカップ。私がこだわっているわけじゃない。今読んでいる2冊の本の中に、続けてマグカップについての記述が出てきたので、アメリカ人というのは、そんなにマグカップにこだわっているのか?と思ったのだ。
私が使っているマグなんて、近くのコミュニティストアでもらった、「コミュニティストア」と書いてあるやつだったりする。誰に見せびらかすわけでもないので、全然気にしてない。厚手のマグだから、紅茶などは高価な薄手のティーカップで飲むより、これで飲むほうが絶対おいしい。これは、紅茶の入れ方にものすごくこだわっているジョージ・オーウェルも、『一杯のおいしい紅茶』という本の中で明言していることだ。「紅茶は厚手のマグで飲むに限る」と。
●『この手のなかの真実』/ウォーリー・ラム
・・・『三ばか大将』の絵のついた薄汚れたコーヒーマグが見えた。マグには“ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ”と書いてある。(中略)あんなものでコーヒーを飲んでいるとはどういうわけなのか。
●『ガールズ・ポーカー・ナイト』/ジル・A・ディヴィス
・・・彼にはご自慢のマグカップがあり、それを誇りにすら思っている。よくある、おそまつなジョークが記されたカップだ。『おれは病欠休暇を使い果たした─だから会社に、おれは死んだと連絡した』
・・・ラリーのマグカップが盗まれた。(中略)翌日、彼は新しいバカなマグを持ってやってきた。今度のやつには『ニュースの味はソースが決め手』と書かれている。(中略)本気でわたしが盗ったと思っている。冗談かと思ったのに・・・。(中略)「わたしは盗ってないからね」いちおう、言っておく。
というわけで、アメリカ人はマグカップに書かれている絵や言葉に、かなり気を使っているようだ。そりゃ素敵なマグカップのほうがいいかもしれないが、上のようなマグがあったら、自分では買わないだろうけど、もらったりしたらとりあえず使っちゃうだろう。べつにどうでもいいやって感じ。
でも、マグカップひとつで、こんな風に見られちゃうなんて、しかも「どういうわけなのか」なんて、センスやもしかして頭まで疑われてしまったりしたら、マグカップごときとは言ってられない。やっぱり「コミュニティストア」のマグは捨てるべきか?でも、厚手でおしゃれなマグカップって、あんまり見たことがない。薄手のものはあっても、薄手じゃだめなんだから。。。
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