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| 2003年01月22日(水) ■ |
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| バリー・トロッターと愚者のパロディ |
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『バリー・トロッターと愚者のパロディ』を全部読んだ。 これは児童文学をベースにはしているものの、児童にはお薦めできない。 どうしてパロディというと、エロ・グロ・スカトロに走るんだろう?たしかに子どもは排泄物ばなしが好きだが・・・。
しかし、この本にも良いところはある。つまりは、クレイジーなブームの風刺と、映画だけで騒いでいるんじゃなくて、ちゃんと原作を読め!と言っているわけ。もちろん、映画から興味を持って本を読む子もいるのは否定できない事実。でも、映画を見てしまうと、想像力が働かない。ハリーと言えば、すぐダニエル・ラドクリフの顔が浮かんでしまうだろう。いや、それしか思い浮かばないはず。原作と映画は別物ではあるが、映画=原作と考えてはいけないってことを言っているのだ。これには私も賛成。
ハリポタとLOTRの映画を並べて語ると、ほとんどミーハーのようだが(実際そうなんだけど)、もともと原作あっての流れなんである。私が「きゃー!アラゴルン様〜!」というのも、ヴィゴ・モーテンセンをして「きゃー!」なわけではなく、あくまでも原作のアラゴルンに憧れているんである。原作のガンダルフを崇めているから、映画のガンダルフ@イアン・マッケランは納得できないんである(お願いだから、ホグワーツの校長役はやらないで!>マッケラン)。
そんな言い訳はともかく、「バリトロ」は、ほとんどの部分はお馬鹿な本なので(特に日本語で読むとひどい!笑うか怒るかどちらか!)、全然お薦めしない。しかし原書のほうは、日本語版と比較にならないくらい面白い。ただし、ハリポタだけでなく、他の方面にもいろいろと通じていないと(他の映画や芸能、政治や経済まで)、全く面白くないだろう。そういう意味でも、まだ知識の浅い子どもたちには、面白くないどころか、理解不能な本だと思う。
〓〓〓 BOOK
●読了した本
『バリー・トロッターと愚者のパロディ』/マイケル・ガーバー
感想は上記の通り。
●Amazonから2冊
『Cocktails for Three』/Madeline Wickham (著) \689 マスマーケット: 300 p ; サイズ(cm): 出版社: St Martins Pr ; ISBN: 0312984995 ; (2002/12/01) Book Description At the first of every month, when the office has reached its pinnacle of hysteria, Maggie, Roxanne and Candice meet at London's swankiest bar for an evening of cocktails and gossip. Here, they chat about what's new in their lives and what's new at The Londoner, the glossy fashion magazine where they all work. But beneath the girl talk and the laughter, each of the three has something to hide: High-achiever Maggie is pregnant, and terrified at the prospect of becoming a mother; glamorous Roxanne...
『カンパニー・マン』(Book plus)/小島 由記子 (著), Vincenzo Natali (原著), Brian King (原著), ヴィンチェンゾ ナタリ, ブライアン キング \1000 単行本: 191 p ; サイズ(cm): 19 出版社: アーティストハウスパブリッシャーズ ; ISBN: 4048973274 ; (2002/12) 内容(「MARC」データベースより) 平凡な毎日にうんざりしていたごく普通のサラリーマン、モーガンは、刺激を求めて産業スパイになり…。「CUBE」のヴィンチェンゾ・ナタリ監督が仕掛ける5700秒の記憶の迷路。映画「カンパニー・マン」を完全小説化。
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