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| 2002年12月28日(土) ■ |
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| 誕生会&忘年会 |
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この年末の忙しい時期に誕生日を迎える人は、誕生日のお祝いも、クリスマスなんだか忘年会なんだかほとんどよくわからない状態で迎えるに違いない。そんな人の一人が、どん底のお客のター坊。
みんなが忙しいから構っちゃいられないという中で、それじゃあんまりかわいそうだから・・・と、昨日、誕生会をしてあげた。もちろん忘年会がてら。。。でも、人が喜んでくれる姿を見るのはこちらも嬉しいもので、これでお互いにつつがなく今年を終えることができ、いい年を迎えられそうだ。
そんなわけで、2日続けての飲み会で体力を使い果たし、今日はさすがに死んでいたのだが、はた!と思い出した。大晦日に日光に行く電車の切符を取っていなかったんである。
もう時間も時間だし、とるものもとりあえず、新宿駅の近畿ツーリストに駆け込んだところ、予約しようと思っていた電車はどれも満席。やっと取れた席は、予定よりだいぶ早い時間で、禁煙席、席もバラバラ。それでもホテルは取ってあるわけだし、なんとか行かねばならないので、仕方がない。なんで皆、あんな寒い日光なんかに行くのよー!って、こんなぐうたらな私が行くくらいだから、他の人だって行くわよね。でも、去年はそんなに混んでなかったのにー!不況のおり、近場に行こうって人が多いんだわね。ぶぶぶ!
母もなんだか行きたそうだったんだけれど、あの雪に閉ざされた日光には連れて行けない。普段雪国に住んでいる人ならいざ知らず、雪も降らないし、山も海もない平野で、のほほんと暮らしている年寄りには無理な話だ。滑って転んで骨折でもされた日には、帰ってくるにも一苦労だし。ていうか、私も気をつけないと、まじで危ない。このところ運動していないし、うっかり転んだら、筋のひとつやふたつ、切れそうだ。
じゃ、なぜ日光に行くか? 普段、1日24時間、騒音に悩まされている私たちは、せめてお正月くらいは静寂に包まれたいのである。雪が降る音が聞こえそうな静寂。雪に閉ざされているからこその静寂。だからこそ、行くのも帰るのも大変なのだ。もっとも、お正月の東京は、いつもとはうって変わって、全然静かなのだが。。。
〓〓〓 BOOK
◆読了した本
Holidays on Ice/David Sedaris (著) ペーパーバック: 128 p 出版社: Little Brown & Co ; ISBN: 0316779237 ; (1998/11/01) Amazon.co.jp 『Holidays on Ice』は、既刊の本の中に収録されている3作品に、未発表の3作品を加えた物語集で、どの作品も、もちろんクリスマスがテーマ。そして全編を織り成すもう一本の糸は、密かに込められた遊び心である。
爆笑物の「SantaLand Diaries」は、この一作だけで本の値段分の価値がある。これはセダリスが百貨店メイシーズでクリスマスの妖精役を務めていた時代を描く物語。「妖精役はダンサーとは違う。本物のダンサーであれば、ここにいるはずがない。妖精は妖精らしいパンツをはくこと」といった最初の職務説明から、妖精同士の危険な恋愛遊戯までが洗いざらい語られている。
というわけで、最初の「SantaLand Diaries」は、たしかに面白くてくすくす笑えたのだが、あとは年末の忙しさにまぎれて、字を追っただけになってしまった。でも、ところどころに、おや!と思う光る部分があって、でも前後がどうだったっけ?みたいな中途半端な読み方になってしまったので、完璧に読み取れていない。エンターテインメントと違って、このあとどうなるのか?といった期待感とかがないので、集中力が途切れると、本質を見落とす。これはもう一度落ち着いて読みたいと思う。作家の遊び心を的確に捉えるのは、案外難しい。
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