ちづちゃんのさらさら日記




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2003年12月24日(水)


【LIVE】WAGE「WAGE LIVE vol.9 ことだま」


WAGE単独ライブvol.9「ことだま」@シアターVアカサカ。

今月の新規開拓先、WAGEでございます。
ヴェーが出てるから見るか〜と見始めた「ゼペックオンライン」月曜日で毎週見てるので、親近感が沸いてきまして。
やりますぅで貰ったクリスマスカードのDMも可愛かったし、行ってみようかなと思い立ち。
前からWAGE見たいと言ってたあさちゃんを誘って行ってまいりました。

3daysのうちの、今日が初日。イブにまたライブに行ってる私…もう別に構わないけども(←終わってる発言)。
なんといきなり怒涛の開場30分押し!
外で延々立って並んだまま待たされる。
初めて来るライブなのに第一印象がこれじゃなぁとげんなりするも、まぁ初日だし…と思い直す。
が、開場したらしたで、スタッフの人が全然自由に席を選ばせてくれずまたちょっとどーかと思ってしまう。いやいや整理番号早いんだから自由に座らせて欲しいのですが。散々待たせた上にこんなんじゃライブが始まる前からどんどん印象が悪くなるよ…。
んでライブ開始のブザーも予兆もなく、いきなり暗転になってビックリ。全然心の準備出来てないよ、客席が!!開場時間が押して焦ってるのはわかるけど!なんか全然落ち着かない…いきなり暗くなったから席に着いてなかった人がドア開け閉めして、その度に光ががんがん入ってくるし…。

以下がライブ自体の感想。
なんとアンケートに堂々とコントタイトルが書いてあった(ネタバレになるから私はこの方式嫌いなのですけど)ので、それに沿って。あとアンケートに10点満点で点数つけろと書いてあったのでそれも。あくまでも個人的な採点なので苦情は受け付けませんです…

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オープニング。
暗闇の中で、縞々の囚人服を着てる五人。手にはローソク。クリスマスを牢獄でも祝ってもよいという法律が出来て、国から支給されたクリスマスグッズでお祝いをしようという話になっている。
森氏がまだ入って一年しか経ってない新入りで、他の四人が何故捕まることになったのかという話をして欲しいとお願いする。そして一人一人の話が始まる…というオープニングでした。
なのにイキナリ森氏のローソクに火が点かない…えらく最初の最初からそんなトラブルが(笑)。

暗転後、オープニングVTR。驚くほど普通…カッコいいオープニングVTRに慣れている私は期待してたのでがっかり。
しかしVTR直後、「すごーい」と客席から声が。なんじゃそりゃ。WAGEのお客さんはホントよく喋る(←これも減点対象だよ)。

「オーディション」(4点)。小島氏のエピソード。
ラップのオーディションという設定だったので、5人でラップ対決など。
個人的に「8Mile」を見た直後だったので、まぁシステムは分かるけど…小島氏のヘタなラップは印象的でした。

「落し物にご注意」(3点)。岩崎氏のエピソード。
携帯電話を拾ったから渡します、と言ってファミレスに家族全員連れてくる詐欺師(?たかり屋さんだよね、あれは)が岩崎氏。この話も結構普通でした。

「超能力学園」(6点)。槙尾氏のエピソード。
超能力学園という設定が大好きなので楽しく見られました。槙尾氏の制服がいかにもだ〜。ただ背中の文字が最初から見えちゃってたのと、手品が全部ショボくてどうかと。あれが綺麗に出来てたら格段にリアリティ増したのに。指鳴らしてないのも気付いてしまいました…。
ただ時間差というWAGEの得意なネタが生きてた感じ。

「不良少女A・B」(6点)。これは本編と関係ないコント。
槙尾氏と岩崎氏がヤンキーの女の子、小島氏がバンドマン。
笑いどころは全部女の子のキャラのみに頼ってましたが、まぁ面白く見られました。嫌だな、こんな理屈の通じないヤンキー。タチ悪い…

「僕のパートナー」(6点)。森氏のエピソード。
二重人格の森氏が、デートしている相手も実は三重人格だった、という話。
最初に別々に見せて置いて、後は同時に見せるという構造は面白かったです。
何故二重人格なのかという説明は一切ありませんでしたけど(笑)。

「子ネコあげます」(5点)。これも本編と関係ない(リンクはしてる)コント。
子猫を貰いに来た森氏と野中氏(小島氏と親子)のどちらに子猫を渡すか?と岩崎氏が決めようとしている…という話。
槙尾氏の奥さんの幽霊が非常に怖い。
ネコのぬいぐるみはとてもよく活きてたと思います。けどコント自体はよく分からなかった…

「誤解デス…」(採点不能)。野中氏(劇中では外人だった。名前忘れました)のエピソード。
ものすごく短いのですが、後の伏線になってました。

「10秒前」(7点)。これも関係ないコント。
ただこれが一番よく出来てたと思います。やっぱりWAGEってこういう時間差みたいなネタが得意なのですね…
爆弾が爆発するまでの10秒をカウントダウンしたコント。

「聖夜の大脱走」(4点)。
刑務所に再び場面が戻って(コントの合間にも囚人姿で話してるのが挟まってるんですけど)、脱走しよう!という最後のエピソード。
ただ、いきなり後半にお涙頂戴の話になりまして…あれ、真面目にやってるのだろうか??真剣に?
槙尾氏がものすごーく取ってつけたようなことを突然言い出したので、「え?え?」となってしまいました。槙尾氏のあの役、ある意味罰ゲームだよ…。
客席は笑っていたので、笑ってほしかったのだろうか?分からない…
要するに一旦槙尾氏の超能力を使って他の囚人は脱獄するのですが、槙尾氏本人は会いたい人がいないから一人で残り、「皆ズルいよ!僕だって会いたい人が欲しい!」と一人で泣いてるところに、皆が戻ってきて槙尾氏が「皆!!」という…あの…学芸会みたいな話でした…。

で、大オチが野中氏の伏線を引き取る形でついてくるのですが、これも取ってつけたよーな…。どうしてもクリスマスだからやりたかったのよね、と思っておきます…。
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全体的に言うと…。かなり辛口です、すいません。
「やりたいことは分かるけど、出来てないことが多すぎる」という印象を受けました。全てが粗い!と。あくまで個人的な感想ですが。
どれぐらい練習をする人たちなのか分かりませんけど、もっと完璧に出来るところが出来てればいいのになぁと思いました。
オーディションの歌と踊り、超能力学園の手品と仕掛け、あと演技…。演技が特に上手い人がいないのが痛いかも。アドリブ処理もあまりお上手ではない感じ。
あともう噛みすぎなのは言うまでもなく(←テレビでだけだと思ってたよ!!舞台でも同じだった)、台詞間違いももちろんあったし。初日だからなのでしょーか。

ネタは、やっぱり時間のズレやそれぞれの時差などを扱ったものがWAGEのお家芸なのでしょうかね。
槙尾氏の女装に頼りすぎなのでは(笑)と思うところもちらほら。
しかし五人もいるのに、「この人いいなぁ」と思う人が一人もいない自分にもビックリ。
普通はいるものなのだけどな…

全体になんつーか「学祭ノリ」という感じは否めませんでした。若いからなのかしら?
客席もうるさーい。見ながら喋る喋る。笑うのはいいけど喋るのはダメでしょうよー
本当に「知り合いが舞台やってるから見にきたよ」みたいな人が多くてげんなり。関係者席も異様に多かった。
お金払って来たライブという感じが全然しませんでした。がっくし。
もうちょっとプロ意識みたいなものがあってもいいのでは…と残念でした。









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