星座物語
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2002年05月13日(月) ふたご座のカストル・ポルックス(ギリシア神話)

冬の夜 オリオン座おうし座と
もうひとつ肉眼でもよくわかる星座がふたご座です
双子の名前はカストルとポルックスで
この二人も他の星座の主人公によくあるように
ゼウスと人間(スパルタ王妃レーダ)との間に生まれた子でした
双子のうちゼウスの血を多くついだポルックスは不死身でした
カストルは拳闘の名手、ポルックスは馬術の達人になり
アルゴー船遠征隊という各地から選ばれた勇者が乗る船の一員となり
様々な試練や冒険に活躍しました
そのうちのコルキスへ黄金の羊毛を奪い返しに行った時の話です

いままで静かだった海が急に荒れ大嵐になり
船が危なくなると、楽人オルフェウス(こと座のことの持ち主)が
船べりに立ち琴を奏で神々に祈りました
するとカストル・ポルックスの頭の上に星が輝きはじめ
嵐はおさまり晴れわたりました
海の神ポセイドンが、オルフェウスの琴とカストル・ポルックスの仲のよさに
感心して風と波をしずめる力を二人に授けたのです
今では嵐の夜、船のマストの上に現われる火の玉を
「セントエルモの火」と言いますが
昔の船乗りは「カストル・ポルックス」と呼んで
嵐が静まる前触れとして喜びました

このほかにもアルゴー船遠征隊でクレーテ島のターロスという
青銅の体の怪物を魔女メーデアとカストル・ポルックスの連携で倒すなど
様々な冒険で活躍をしました
しかしやがて二人にとって最後の冒険がきました
それはアルカディアへ牛の群れをとりに行ったときのことでした
その冒険に同行したいとこのイダスとリンケウスに
手にいれた牛の群れを横取りされ
カストルが奪い返しに行きましたがイダスに返り討ちにあい
死んでしまったのです
ポルックスは、リンケウスを殺し仇をかえし
イダスは、ゼウスの放った雷撃に打たれ死にました
しかし1人残されたポルックスは いつも一緒にいたカストルの死を悲しみ
無気力となり毎日ゼウスに、自分はなぜ自分は不死身なのかと
死んでカストルのそばに行きたいと願ったので
ゼウスは1日おきに、この世とあの世をつなぎ一緒に暮らせるようにしました
そしてその気持ちをくんで二人の姿を夜空にうつし星座として
永遠に友愛のしるしとしたのです。

カストルとポルックスは、今でもローマの英雄で
レギルスの戦いの時には、白馬に乗って現われ敵を蹴散らし
ローマを勝利に導いたという伝説も残っていて
今でも首都ローマ広場に二人の乗馬像が立っています

日本ではふたご座は双子としてみられていなかったみたいで
二つ並んだ大きな星を ネコの目と呼んでいます
日本以外の国では やっぱり双子と見てる国が多く
イギリスだけが 日本と同じで目と見てるようです


とものり