まーくん的日常...まーくん

 

 

モテるといふ事(其伍) - 2002年06月16日(日)

このテーマで、あと何回書けるだろう(笑)。

今回は、「モテ男列伝」。歴史に残りそうな(?)モテ男についてである。

20世紀最大のモテ男といえば、フランスの映画監督、ロジェ・ヴァディムにとどめをさすだろうな。
1928年生まれ、2000年に72才で亡くなっているが、彼の女性歴の華麗さといったら、ハンパではない。

かのブリジット・バルドーを見出し、18才の彼女と結婚、人気女優に育てあげたのをふりだしに、2番目の妻はアネット・ストロイベルグ(ヴァディム)、続いてカトリーヌ・ドヌーヴと同棲、子供(現在俳優で活躍しているクリスチャン・ヴァディム)まで産ませ、そしてアメリカ人女優ジェーン・フォンダとも結婚している。

すべて極上の女ばかり。いやー、ため息の出そうなプレイボーイぶり。

続くは、エリック・クラプトンというところか。
彼は親友であるジョージ・ハリスンの奥さん、パティに横恋慕してしまい、結局ジョージから奪ってしまった。(日本の昔の文豪や画家にも、そんな話がいくつかあったな)

それでも、エリックとジョージの友情は、のちも変わることなく続いたというのが、すばらしい。
ただ、そこまでして結婚したパティとも結局別れてしまったのは、なんとも皮肉。
エリックは50代後半になった現在では、若い女性と結婚、一児をもうけているそうで、あいかわらず、お盛んであります。

これにくらべれば、わが日本のスケールは、かなりダウンしてしまう。

先年、仁科亜希子と二度目の離婚をした松方弘樹。
三度目、森下愛子との結婚でようやく落ち着いた吉田拓郎(一度目は四角佳子、二度目は浅田美代子)。
吉田同様、アイドル好きの後藤次利(最初の妻はシモンズのメンバーのひとり、二度目は現竹中直人夫人の木之内みどり、今は河合その子。工藤静香とも一時ウワサがあった)。
一度目はアイドルの石野真子、二度目は女優の志穂美悦子と結婚した長渕剛。
他にも、火野ナニガシとか、石田ナニガシとかいることはいるが、お相手の女性のレベルにおいて、とうてい欧米のモテ男たちに太刀打ちできるものではない(笑)。

そのなかで、なかなか健闘しているのは、次のおふたりではなかろうか。
ひとりめは作家の伊集院静さん。
彼は若いうちに一般ピープルの女性と結婚しているが、別れ、その後、あの故夏目雅子さんと結婚している。彼女が夭折した後は、薬師丸ひろ子との噂があったが、現夫人、篠ひろ子と結婚。
でも、まったく所帯じみる気配はなく、いまだにギャンブルと酒にあけくれる日々を送っている。これはスゴいね。

彼は、いわゆるハンサム系ではない。文壇には彼より男前の作家は何人もいる。
が、彼ほど女性の目に魅力的にうつるひともそういないようだ。
男くさい九州の炭坑地帯に育った、「硬派」な雰囲気をもつ一方、野球を愛する永遠の少年というイメージもあり、「最後の無頼派」とよばれる破天荒な生活を淡々と送る不良性、そして「文字」や「言葉」にこだわる繊細な文章家としての顔、いろんな側面を持っていることが、多くの女性をひきつける理由だといえよう。

もうひとりは、タレントの、そのまんま東。
彼も若いうちに現タレントの片平夏貴と結婚したが離婚、その後、女優のかとうかずこと結婚。
浮気、淫行だのと女性関係のチョンボの多い彼だが、いまだに夫婦として続いている。かとうかずこが、彼以上に肝っ玉がすわっていることが大きいのだろうが。

彼の場合は、単純に「お笑い」というワクではくくれない、文学青年としての顔もあるのが、武器といえよう。
このひとバカかしらと思わせておいて、決めるべきところではしっかりとキメる。
女性をリラックスさせることでは、天才的な才能があるのだろうな。

(実はもうひとり、美女遍歴で有名な作家(イニシャルT・J)がいるのだが、どうもロクなヤツではないという印象がぬぐえないのだ。よって、今回は無視。)

ということで、結論。
「いい女は、知的で、しかも意外な側面を持つ男性に弱い」


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