←1クリックしてね。なんだかバタバタしており、3日遅れで嫁の誕生日ケーキをようやく買えた。
「けーきだけーきだ!」
敗戦直後の進駐軍に群がる子供のようにはしゃぐ娘・R(4才)と息子・タク(2才)。
「いやーすまんね。もう君達でケーキ買って食べちゃったかもしれないけど…」
と頭を掻くと
「買ってないよ!自分で自分の誕生日ケーキ買う虚しさといったら…」
道端でうんこを踏んだ時のような苦い顔をして嫁が言った。その表情、そのセリフ…遠い過去がフラッシュバックする。あれはまだ嫁が可憐な女子大生だった頃。僕が嫁の誕生日を余裕で忘れており、一週間ほど経ってから嫁友達に
「何忘れてるんですか!」
と怒られてようやく思い出し
「ごめんよ。でも言ってくれればいいのに」
言い訳がましく嫁に謝ったところ
「自分で言う虚しさといったら…」
あの時もこんな顔をしていた。まさかこの人と子供まで設けようとは思わなんだ。思えば遠くに来たもんだ。
「はっぴーばーすでーとぅーゆー」
子供達が歌を始めたのでフラッシュバック終了。

「ママは何才になったの?」
「18才よ」

「そっか」
かわいそうなタク…。
それからRは自分の「お姫様ボックス」を取り出し、ネックレスやイヤリングなどを
「プレゼントよ〜」
と嫁にあげていた。ちゃっかり者のタクもその中から櫛をかっぱらい嫁にあげていた。そして僕は…まだプレゼントを用意出来ていない。
「正直何がいいか分からなくて…何か欲しい物ある?」
「いや、花より団子。ケーキでいい。今までダイエットしてて甘い物から遠ざかってたから…」
それならば「ベッドで痩せるダイエット」というメソッドを提唱しようと思い、
「じゃあ花よりちんこはどお?」
「ちんこはいらない。生ゴミよりいらない」
むごい扱いをされてしまった…。
「あ、でも」
嫁は考え直したように言った。
「なんだ?」
「子供が欲しい。3人目」
子供とはまたプライスレスなプレゼントを…。僕の甲斐性で3人もの子供を養っていけるかどうか…。
「それはちょっと考えさせて欲しい」
子供が出来るまで子作りがプレゼントということになるだろう。出来なければ何年も子作りがプレゼントであり、確かにプレゼントネタに悩むことはなくなるがそんな次元の話ではない。
子供は多ければ多いほどいい、という考えの嫁。もし8人も9人も子供が出来てしまったら…
子作り3年ガキ8人。嫁の大ウソ18才。
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