←1クリックしてね。仕事から帰ってきたら嫁も子供達も寝るところだった。
「パパも寝よ」
と娘・R(4才)と息子・タク(2才)に急かされて僕も布団に入らされた。嫁とタクはすぐガーガー寝てしまったがRがなんかウキウキしており、
「パパのおっぱいはここかな〜?」
僕の乳首をつまんで執拗に攻めるので
「パパもつまんじゃうぞ〜」
「いやーん」
Rにやり返したりして文字通り乳繰り合っていた。ケラケラ笑っていたRだったが、急に寝室のドアの向こう側を指さし
「…あれは誰かな?」
と恐ろしいことを言いおった。ドアは半分ぐらい開いておりその先は暗い廊下が見える。僕が見てもその暗闇の中には何も確認出来なかった。
「だ、誰かいるの?」
まままままままさか。幽霊?
「うん。女の人かな?」
背筋が凍った。一体誰なのかと聞きたかったが、聞いてしまうとその霊を刺激してしまい、
「サダコ…」
とか聞こえてきたらものすごいヤダ。もう鳥肌が立ってしまった。しかしRは全然平気である。まだ幽霊なんて理解してないのだ。別に何が見えようとどうでもいいらしく
「ぼーくらはみんな、いーきているー」
既に興味を失って歌ったりしている。R、その歌もまずい!
「私、死んでるし」
なんて声が聞こえてきたら洒落にならないでしょー!
「R、も、もう遅いからお歌やめようね…」
「はーい。じゃあ寝るー」
いつもははしゃいでなかなか寝ないくせに、こういうときに限ってお利口さんでとっとと寝てしまった。起きているのは僕だけじゃないか。怖いじゃないか。
恐る恐るドアの向こうを見てみる。やはり暗い廊下以外何も見えないが、Rのひとことで充分恐ろしい光景になってしまっている。あの中に見えない誰かがいると思うと…トイレ行けない。トイレはその廊下を通らないと行けないのである。
寝る前はトイレ行こうね、といつもRに言い聞かせている父の威厳が台無し。どうしよう。このままではおねしょしてしまう。
「おおそうじゃ。タクのおむつをはこう」
とセルフおむつプレイを試みたがきつくて無理だった。嫁を叩き起して一緒に行かせようとも考えたが、そんなことをしたら嫁は怒るに決まっており、貞子より怖いものが増えるだけ。
暗闇の重圧と尿意が僕を追い詰める。さてどうしたものか。
幽霊と、終電を逃した僕はよく似ている。
どちらも足がない!
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