全国で最も影が薄い県、それが我が故郷栃木なんだそうだ。
危機感を抱いた県の経済団体が、存在感最下位脱出キャッチフレーズを募集したそうだが、
「来てみたら住みたくなった栃木県」
これまた影が薄くて誰も覚えなさそうなフレーズを1位に選んでしまい、自ら証明してしまったようなものである。地元の兄ちゃんには


さわやかにこんなこと言われてしまうし…ていうかこんな絵に描いたような古き良きヤンキー、栃木とはいえ未だ生息していたことに驚いている。頭どーなってんだ。ホームセンターにいたら普通に特大タワシとかいってお買い上げされてしまいそう。
僕の実家のような栃木の中でも更にド田舎ならともかく、この取材場所はおそらく宇都宮のオリオン通りという、栃木一の繁華街なのに…。
「ないんだな、それが」とか言わねえでちっと考えてくれっけ。田舎な栃木が嫌で東京に出てきた僕が言うのもなんだけれども、離れてこそ良いところに気付くこともある。栃木の真の魅力とは、とちおとめでも宇都宮餃子でも佐野ラーメンでもなく、

ズバリ、レモン牛乳である。
栃木限定のこの飲み物、普通牛乳にレモン果汁を入れると分離してしまうが、そこは栃木の革命的技術、レモン0個分のビタミンC、すなわち「無果汁」で解決している。
牛乳に黄色4号をぶちこんだ、絵の具のようなケミカルな黄色。飲むと子供用風邪薬の如き一抹の不安が残る甘さと共に、成分不明のザラザラした舌触りが残る。食品衛生にうるさいこのご時勢で、昭和時代の駄菓子のような怪しいおいしさが魅力なのである。
僕の母も高校時代に飲んだことがあると言っていたので、少なくとも40年の歴史はあるはず。
栃木では吉牛よりレモ牛の方が有名なのだ!(これはちょっと持ち上げ過ぎた)
だから冒頭のような陳腐なキャッチフレーズはやめて、レモン牛乳を平山あや(栃木出身)に飲ませて
「私のキスはレモンの味。栃木県」
とかイメージCMを流せば知名度がガンガン上昇するに違いない。
さて、そんな栃木で育って60余年の母から唐突に宅配で送られた物があった。

レモン牛乳ファミリーのニューカマー、レモン牛乳ケーキ!
こんなものが新発売されていたとは、と大いに驚き
「ありがとう、でもなんでコレ送ってきたの?」
早速母に電話してみると
「お前が好きそうだったから」
ちぇー。母さんは何でもお見通しだよ。
箱を開けてみるとけっこうでかいケーキが入っていた。

適当に切って皿に乗せるとこんな感じ。早速パクリと食べてみたら…さすがレモン牛乳を名乗っているだけあってケミカルなお味。チーズケーキに無理矢理人工的なレモンの香りを入れまくった感じである。
期待を裏切らない怪しいおいしさだったけれども、娘・R(4才)や息子・タク(2才)にもあげるとなると、迷ってしまう。幼児にドクターペッパーを一気飲みさせるような、いかにも不健康そうなものを与えることへの不安を感じる。だから子供達が寝た後にこっそり食べてみたのだけれども…。
レモン牛乳。与えるべきか与えざるべきか。それが問題だ。
疑問牛乳。なんつって。
嫁に言ったら「絶対食べさせちゃダメ!」とか言われたりして。
レモンだけに、口を酸っぱくして。
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