日曜日の午後、家族でうどん屋に入った。
娘・R(4才)はショーケースにあるお子様うどんを見つけ
「これがいい」
と目を輝かせていた。オマケのおもちゃも一緒に飾られていたのでそれに目を付けたのであろう。息子・タク(2才)はまだそんなに食べられないので嫁と僕のうどんを分けっこする腹積もりである。
早速店の女の子が運んで来た。メガネっ娘で結構可愛い。ギザカワユス。メイド喫茶にいたらメイド服が良く似合いそう…などと鼻の下を伸ばしていたが、このメガネっ娘が曲者であることに後に気付くことになる。
Rとタクのためにスプーンとフォークを持って来てくれたのだが、Rにはスプーンとフォーク1本ずつ。タクには…スプーン2本。何故フォークがないのか。ブッチャーが全部フォークを持って行ってしまったとか。
スプーン1本は普通に使うとして、もう1本は何に使えばいいのだろうか。視力検査か?
「あのー、スプーンだぶってるんでフォーク下さい」
とメガネっ娘に言うと
「あらあすいません!」
と慌てていた。このドジっ子ぶりもなかなかメイド喫茶向けであるな…とこの時はまだ鼻の下を伸ばす余裕があったのだが、なかなか持って来ない。他の客のオーダー取ったり料理を運んでいる。
「忙しいんかね」
「いや、忘れ去られてると思う。もういいよ」
嫁は自分の箸でタクに食べさせていた。タクは食べるだけ食べて
「もうごちそうさま」
と呟いて速攻寝落ち。上げ膳据え膳で食べたいだけ食べ、寝たくなったら寝る。こういう人生、いいなあ…。
んじゃ帰るべか、とお金を払う時はメガネっ娘ではなく別の店員であった。
「パパ、おもちゃは〜?」
Rが僕の腕を引っ張って、そういえばお子様ランチのオマケをもらっていない。お会計の時にくれるのだろうと思っていたが、
「ありがとうございました」
レジの店員はそのままスルー。
「あれ、おもちゃないんすか?」
と聞いてみると
「え、まだ差し上げてなかったですか?」
慌てて奥から持って来てくれた。これも配膳時にメガネっ娘が忘れていたのであった。あのメガネっ娘。ちょっとボケ過ぎだろ…。可愛いふりしてあの娘、わりとやるもんだねと…恐ろしい子!やはりあの子はメイド喫茶向けだろう。
「ご主人さま、お許しください」
とかメイド服で言ってくれれば、メイド喫茶としての見せ場にもなるし、さすれば
「許さん、スカートをたくし上げて四つん這いになれ」
おしおきだべ〜とか言ってゲヘヘ…いや、それはもうメイド喫茶でなくて別の店である。
うどん屋じゃなくて愚鈍屋になってしまった。
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