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■ギブミー花見ー。
2008年04月06日(日)
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今年、僕は花見をしていなかった。

先週の土日は桜前線を追い越して栃木の実家に帰ってしまったため満開の桜を見れず、今週末で見ておかなければならない。しかし

「花見に行こうぜ」

と嫁に言うと

「もう散ってるよ、ケケケ」

花を見るよりザマー見ろと嫁がいやな笑いを浮かべた。嫁は近所のママ友と子供達とで3日連続で花見をしたという。3連荘って酔っ払いかお前らは。僕はこの時ほど主婦を羨ましく思ったことはなかった。

「それでも僕は行くんだ。少しでも桜の花が残っているなら」

年に一度、桜を見なければ死んでも死に切れぬ。

願わくば 花の下にて 春死なむ その きさらぎの 望月の頃

気分は西行法師なのである。

そんなわけで近所の桜の名所に無理矢理家族を連れて行った。桜の状況はというと

桜
桃色一色の壮観を期待していたが、嫁の言ったとおり花が散ってしまった枝や葉が目立っていた。可憐な美少女だと思って脱がしたら実はまん毛ボーボーだった、みたいな気分である。

それでもこの名所は「桜まつり」が絶賛開催中でカラオケ大会や様々な屋台の熱気があり、まだ花見の雰囲気を楽しめる余地があった。人出もわんさかあって、たくさんの人々がシートを敷いて盛り上がっていた。この人たちも僕と同じ心境なのだろう。まん毛ボーボー。

屋台を練り歩いてみると

アイヌ屋台
アイヌ料理という見慣れぬものを見付けた。アイヌ料理…正直馴染みがない言葉である。子供の頃に行った鬼怒川温泉あたりの大きな土産物店兼ドライブインみたいな店で、アイヌのおじさんがひたすら熊の彫刻などをコツコツと彫っていたのを思い出す。

翌年同じ店に行った時、そのアイヌのおじさんが駐車場で車の誘導をしていた。僕は子供心ながら、彫刻だけでなく色々仕事を任されるまで出世したんだなあと思ったが、今思い返すと単に人手が足りなかっただけかも知れぬ。

韓国料理やタイ料理はよく食べるのに、それぐらいしか思い出がないアイヌとは近くて遠い異民族。

「一杯いいかがですか?」

屋台の姉ちゃんに言われたので思わず一杯所望してしまった。「ユク(鹿肉)汁」という料理。見た感じ鹿肉入りけんちん汁といった感じだったが、食べてみたらやはりけんちん汁。アイヌ料理って…。美味かったし、まあ屋台だし、これはこれでよし。鹿だけに鹿たないね。

娘・R(4才)と息子・タク(2才)はわたあめの屋台を目敏く見つけ

「わたあめ食べたい!袋はプリキュアの絵がいいの!」

ふたりともバクバク食べていた。

Rタク
エクトプラズムを吐くRとヒゲオヤジタク。

タクはこの日、でぶや石塚みたいなオーバーオールを着ていたのだが、いつも持っていたタオルを遊ぶ際邪魔になり胸ポケットにもぞもぞと入れた。

タク妊娠8ヶ月っぽくなったタク。タクは自分で自分の腹を撫でながら

「栃木のおばあちゃんみたい」

と言ったところで嫁がサイダー噴き出した。

「何大うけしてんだよお前」

「た、タク、それってどういうことを言いたいのかな…?」

「分かってるから噴き出したんだろ」

「え、私には何が何だか。栃木のお義母さんのお腹がどういうことぉ?」

嫁の立場上、自らは言えないということなんだろう。

「しかしお前自身の口から言ってみろ!デブであると!」

「言えない私の口からは言えない」

花より息子になってしまった。

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