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←こちら夜間、ヤカンを手に取る僕。
嫁が近隣スーパーのチラシを綿密に調査し、「底値だ」と判断した時にしか買って貰えないという大事マンブラザーズバンドより大事なカップラーメンを食べようとしていた。夕飯が軽めだったので腹が減ってしまったのである。
「ヘイユー!ラブユー!お湯ー!」
嫁に韻を踏んで頼んでもやってくれる訳がないので自分でヤカンを取り出し、お湯を沸かすことにした次第である。まず水を入れるべく
「フタはここに置いといて…」
ヤカンのフタを流しの脇に置いたらなんと、かっこーん、と志村けんの頭に降ってくる金タライのような音を立てて床に落ちてしまったではないか。慌てて拾ってみると
「取っ手が折れたっ!」
フタのてっぺんのちょんまげみたいな取っ手がポッキリと折れてしまっていた。スモウトリはまげが結えなければ引退。ヤカンもまた然り。
「ちょっとー!どうしてくれんのよ!」
すっ飛んで来た嫁は怒った。しかしそれはお門違いというもの。
「どうしてくれるって言われてもこのヤカンは元々僕の物だ」
僕が栃木からおっかなびっくり上京し、一人暮らしを始めた時に買ったこのヤカン。今までずっと使い続け、嫁なんかよりもずっと長く生活を共にしている上京の友なのである。
いろんな思い出もある。山中湖でキャンプした時、焚き火でお湯を沸かす時に使われススだらけになったこと。あとは…えーと、別にないや。
「まあ…新しいの買うよ、私が」
嫁はぶつくさ言っていたので、僕はとりあえず

「チカン、ヤカン!」
偉大なる関西帝国が生んだ、痴漢防止のスローガンを叫んでお尻を撫でることにした。
「金物屋で買って来ようかなあ…あ、スーパーの方が安いか」
嫁は敢えて無視するのか、全くリアクションを示さず購入先をどこにすべきか思案中。それでも僕はやっている。
「チカン、ヤカン!」
「楽天で買うってのもアリだね」
「チカン、ヤカン!」
「どんなのにしようかしら…ってあーうざい!」
とうとうぶち切れられた。そんな冷たい嫁の態度につれなくて、切なくて、やりたくて。ツンツンしながらも何だかんだ言ってやりくり上手な嫁だからこそ、余計に手を出してしまいたくなるのである。
これって恋のヤカン?きゃー☆
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