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■欲情しない浴場の惨劇
2008年03月31日(月)
栃木から帰って来て、すぐお風呂。

まず嫁が先に入って

「子供達、入って来なさーい」

娘・R(4才)と息子・タク(2才)を呼んだ。僕がタクとRの服を脱がせるのだが、タクはバスのミニカー(お風呂用)を握り締めていた。

「なんだ、それ持って行くのか」

「うん」

「よしよし。ほれ行け」

全部脱がせるとふたりとも「ママー」と浴室に入って行った。じゃあ僕も入るべかと

「ちょっとだけよーん」

誰も見ちゃいないのにカトチャンばりに艶かしく脱ぎ始めると

「ぎゃー!バスにおしっこかけてるー!」

浴室から嫁の悲鳴が聞こえた。おそらくタクが放水を始めてしまったのであろう。あのバスのミニカーはお湯に浸かると色が変わる。きっと今も紅葉の如く見事に色付いているだろう。放尿で紅葉。

なんだかドタバタとする音がすると、次はタクの

「ママわき毛あるのー?」

というとぼけた声が聞こえてきた。突拍子もなく何を聞き出すか分からない2才児。嫁は

「ないよ」

と答えていた。嫁は眉ひとつ動かさずウソをつける。

「じゃあパパはー?」

「ボーボーだよ」

おのれ嫁め、勝手なことを言いおって。僕は服を脱ぐのももどかしく、ズバーンと浴室の扉を開けて

「黒木でございまぁす!」

両腕をバンザイしてオヤジのわき毛をとくと見やがれ!と乱入すると、

「すごいんですけど」

Rが冷静なひとこと。なにその「マジありえないんですけど」みたいなギャル風な喋り方。鏡にはバンザイしてわき毛グリコ状態の自分の姿。Rと鏡に自分のバカさ加減を全部跳ね返されてしまった気分である。

「あのー…Rちゃんはわき毛ありますか」

恥ずかしくなってRに聞いてみると

「ないよ」

まさに不毛な話でありましたとさ。

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