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■ネバースターティングストーリー
2008年03月12日(水)
今日は子供達が寝る前に帰ることが出来た。

「ただいま〜」

と家に入ると娘・R(4才)と息子・タク(2才)が大はしゃぎで迎え、

「パパとねる〜」

タクなどはもう僕と一緒に寝るのだと抱きついてくる。

「おおよしよし、一緒に寝ような」

もうパパ君達のためならなんでもしちゃう。すぐさま着替えてみんなでゴソゴソ布団に入った。

「パパ、おはなしして〜」

Rは昔話をしてくれとせがむ。おおよしよし。

だが断る。

「もう遅い時間だから今日はお話ナシ」

既におやすみ目標時間を40分ほど過ぎていた。休みの日などは僕が子供達を寝かせるのであるが、いつまでもダラダラ喋ってると

「ほら、明日幼稚園でしょ。起きれなくていいの?」

嫁が子供達を叱るのと同時に僕にも冷たい視線を投げかけてくる。だからいつもの反省を込め、NOと言わねばならない時は言う、ならぬことはならぬ、とばっさり断ったのである。

「えー」

「えー」

同時にブーイングするRとタク。許せ我が子達よ。今日の僕は憎まれ役なのさ…とタヌキ寝入りを決め込もうとすると嫁が

「じゃあママが短いお話をしてあげましょう」

おいこら待て。いつもお前の圧力を感じていたから今宵は敢えて鬼となったのである。抜け駆けかよ。ちんこを刺して子種を抜けがけしてやろうかと思った。

「わーい、どんなお話ー?」

さっきまで僕に抱かれてモフモフしていたタクも速攻で僕から離れ、嫁の側にまとわりつき話を聞く体制に。そして嫁の話が始まった。

「あるところにRちゃんとたっくんというきょうだいがいました。ふたりはケンカもするけれども必ず仲直りをして、いつも助け合っていつまでも仲良く暮らしましたとさ。めでたしめでたし」

…。

い…。

エリカ様

いやそうじゃなくて。一緒に寝ると言っていたタクもすっかり嫁にだっこのまま眠りに就こうとしている。

「タク、パパと寝るって言ったじゃあん。こっちおいで」

「やーだ。ママがいいの」

僕だけ憎まれ損ではないか。何が「めでたしめでたし」だ。ちっともめでたくない。タクにフラれたので一番遠くに寝ていたRに

「Rちゃん、パパんとこおいで。一緒に寝よう」

と誘ったところ

「今日はママとねるの。明日ねてあげるから今日はがまんしてね」

「う…うん」

4才児に「ダメよ」と諭されるオヤジ。おのれ、こんなことなら僕もなんでもいいから適当な話をでっち上げて最後に「めでたしめでたし」と結べばよかったのである。しかしもう後の祭り。嫁に責任を取ってもらうしかない。体で払ってもらおうと子供達が寝静まるのを待ち、

「嫁ー、一緒に寝よう〜」

と襲った。正直なところ、どうせいつものようにオーロラプラズマ返しにて跳ね返され、

「うわあああん、息子にも娘にも嫁にも断られたよう〜」

とのび太のように号泣するお約束のオチになるのだろうなあ…と予想していた。それならそれでいつものようにこのブログに恨み節を書いてやる、とダメ元で嫁の体に手を伸ばすと…

あれ…まじで?…いいんすか?…

はめたしはめたし。

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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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