仕事から帰って来ると、息子・タク(2才)の顔が

ギャアアアア。返り血を浴びたような赤。ちょっとそこで3人ばかし殺ってきましたって感じの殺人鬼すなわちマーダー面である。タクと娘・R(4才)はちょうどマーカーを片手にお絵かきの真っ最中。原因は火を見るより明らか。
僕もこんなツラになったことある。あれは高校生の頃…夜ライスチョコを食いまくったため、翌日数学のテスト中において元祖鼻血ブー伝説。答案が血に染まった。
「せ、先生…」
パニくって助けを求めたら
「俺、ティッシュ持ってないよーん」
教師の反応はとても冷たいものであった。逃げるようにトイレに走り、手と顔を洗おうとしたら鏡の中に血まみれのマーダー面の僕が映っていた。タクのこの顔も、血は争えないという話なのか…と考えていたら
「Rちゃんもお顔に色塗ったのよ」
得意気に語るRの顔も返り血マーダー面でギャアアア。Rの顔はタク以上にひどくとてもお見せ出来る状態ではない。特に目の上から眉毛までの間が真っ赤で

京劇のような顔になっていた。Rの背後からドラの音が聞こえてきそうだ。
「なんで目の上が特に赤いのかな…?」
「うさぎさん〜」
「ああそうねえ、うさぎさんは目が赤いからねえ」
さすがに眼球を塗りまくるほど無鉄砲ではないようだが、もう、バカなんだからっ。ふたりともこんなマーダー面でかくれんぼをしようものなら
「もういいかい、マーダーだよ」
ってやかましいわ。
「かぶれちゃうんじゃないかと思って心配でさー」
嫁も呆れ顔である。
「あーあ…なかなか落ちないぞコレ…」
お風呂で洗ってもなかなか落ちぬ。特にタクの鼻と頬のラクガキが濃く、もういいやその顔で寝ろ、としたら赤い顔のままで寝てしまった。
「明日もこの顔か…」
なんというアホな寝顔であることよ…と眺めていたら
「しょうがないでしょう。でもかわいいわ」
と嫁が笑った。そう言われて見ると確かに多少ヤンチャな可愛い寝顔と見えないこともない。酔っ払いのような赤ら顔だけど。
これも紅顔の美少年というやつなのだろうか。
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今日もアリガトウゴザイマシタ。