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■娘のヘア解禁
2008年02月11日(月)
昨日の休日失禁、もとい休日出勤で見に行けず涙を飲んだ娘・R(4才)の幼稚園での作品展。

嫁が写真を見せてくれたので子供達と一緒に見た。

「あっ星野先生」

Rと一緒に美人の担任が写っていたので心がときめいてメモリアル。しかし彼女の胸にはちゃっかりと抱かれている息子・タク(2才)が。

「タク、お前は園児じゃないだろ」

「甘え上手だから」

と嫁。

「たっくんせんせいすきなの」

とタク。お前は父と違った、母性本能くすぐりによるモテモテ人生を送るがいい。そして僕にも女の子紹介して欲しい。そしたらタクと穴兄弟になったりして。しかも僕が弟。親子にして兄弟とはこれ如何に。

「あ、そうだ。肝心なRの工作は」

それはR達の後ろに写っていた。

「Rちゃん、くるま作ったのよ」

空き箱などを利用して作った、Rの「車」。その車のボディーには、冷やし中華の薄焼き卵のような細長い黄色い紙が何十本もびっしりと貼られていた。

「Rちゃん、この黄色いのはなんですか」

「毛」

「うわあ」

「毛がはえた車が好きなの」

「は…は…は…そうなの」

そんなもんねーよ。敢えて挙げるとすれば

朧車
妖怪「朧車」であろう。普通免許で乗れるのであろうか。しかしRは動物のようにフサフサした車を作りたかったのだという。なんという芸術的センス。

「先生が言ってたんだけど、工作の殆どの時間、ずーっと『毛』を1本1本切ってペタペタ貼ってたんだって」

嫁の話を聞いて、Rの鬼気迫るこだわりを垣間見た気がした。

「Rちゃん…君はアレか、米粒に南無阿弥陀仏とか書いちゃう人?」

「ねえパパ、毛が生えた車がほしいの〜」

こんな難しいおねだりをされたのは初めてだ。かぐや姫かお前は。トヨペットで売ってるかしら。オナペットなら毛がいっぱい写ってるのだが…。

一応検索してみたら、インドの芸術祭に「毛むくじゃらの車」が登場したという。

シロクマ
インドまで行かなければならないのだろうか。インドの山奥出っ歯のハゲあたまんこに毛が生えたぬきの立小便♪

いずれにせよ車なんぞ買えん。

うちは毛の車どころか家計が火の車なのである。

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