土曜日は娘・R(4才)の幼稚園で、園児が作った工作物の展示会があると嫁から聞いた。
「会社休みでしょ?行けるよね?」
「うん。多分…」
行けると思うけど、そこはかとなく嫌な予感がし、えてしてそれは当たるものである。前日の金曜日、
「明日来てくれるかな?」
上司から狙ったかのような休日出勤命令にて死の宣告。僕も会社員である。
「…いいとも」
としか答えようがないではないか。せっかく楽しみにしていた土曜日の展示会が…。金曜日のタモだったら「月曜日来てくれるかな?」と言うはずなのに(あ、月曜も祝日だった)
「今日パパお仕事になっちゃったんだ。ごめんなー」
土曜の朝、Rに謝って出勤。12時ぐらいに終わればRの工作を見れるかな…と思いながら頑張った。しかし終わったのは2時であった。
夜中の、2時。
終電がなくなった時は、道路に雪が積もっていたらタクシーでも帰れないんじゃないかとヒヤヒヤしていたが、不幸中の幸い、外に出た時は既に止んでいて歩道にのみ積もっていた。しかも既にグチャグチャで歩きにくい。
まだ工作の展示会やってるかな…やってたら逆に怖いが。
タクシー乗り場には先客がいた。酒を飲んでイチャイチャベタベタしている、まぐわい寸止め状態のカップル。この雪のようにアタシをグチャグチャに溶かしてー!ってか…
ていうかベタベタしてないで早く乗りやがれ!後がつかえてるんだよ!お前らなんか滑って転んでちんこもげろ、と呪いをかけていたら電話が鳴った。
「だいじょうぶー?まだ会社?」
嫁であった。嫁も子供達も寝るのが早いからどうせ深夜帰宅でも爆睡中だろうと考え、連絡をしようとすら思わなかった。
「ごめんねー。今帰るところだから」
「そう。気をつけて」
「帰ったらお前を雪のようにグチャグチャに(ぶつっ)」
…まあいいさ。こんな時に限って目が覚めて気付くなんて、やはり妻であることよ。
ようやくタクシーに乗って帰って来ると、
「おかえり…」
嫁がもそりと起きて、また寝た。雪のように…(もういい)。家の中はカレーの匂いだった。そうだ。今日は9日。Rが生まれた8月9日に僕がカレーを食っていたことにちなみ、我が家は毎月9日は「Rカレー」の日なのである。
R…君の工作を見れなくてごめんよ…。
仕事の量の絶対的な多さはどうにもならないにしても、もう少し要領よくやればRの工作を見るのは無理だとしても、Rカレーをみんなで食べることぐらいは出来たかもしれない。
もっと要領よく仕事をこなす、エグゼクティブでスマートなサラリーマンを目指さなければなるまい。それがRの工作に近づく第一歩。
すなわち島工作である。
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とうとうベスト10落ちしたので返り咲きさせてくれくれたこら。
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今日もアリガトウゴザイマシタ。