ヨシミさんによる定期的ストーキング。ネット的にも肉体的にも
クリック好きですいませんねえ。
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ひと冬の体験。
息子・タク(2才)を幼稚園未就園児が対象の、いわゆるプレ教室の体験教室に行かせることにした。同年齢の男の子の友達が出来ればいいなあ、と僕と嫁で決めた。
娘・R(4才)の時は隣りに誕生日がRと一週間違いの女の子がいたり、リトミック教室とやはりこのプレ教室で仲良くなった友達が多い。しかしタクの場合は、よく会う公園の常連や近所を思い浮かべても見当たらないのである。
そして個人的な理由がもうひとつ。Rのリトミック教室の時、タクだけ家に置いて行けないので一緒に連れて行くのだが、いつも隅っこで見学だった。Rがレッスンを受けているのを見てタクもやりたそうに教室の隅で一緒に歌っていたり、先生が
「ボールで遊びましょう」
と生徒たちにボールを配ると
「たっくんのボールは?」
僕も欲しいと泣き出し、かわいそうな思いをさせていた。
「もうちょっと大きくなったらお前にも習わせてやるからなー」
とその都度慰めていたのだが、タクよ、いよいよお前が主役の時代がやって来たのだ。教室の隅でのミソッカス人生は終わりだ。教室の真ん中で思う存分レッスンを受けるがいい!
そんな感じで勝手に燃え上がっていたのである。残念なが僕は仕事なのでプレ教室体験には嫁が連れて行くのだが、目には見なくともようやく自分が生徒になってはしゃぐ姿を想像しただけで
「ようやく…」
と感動を覚えずにはいられない。わりとヘタレなタクであるので泣いちゃったらどうしようとか、不安もない訳ではなかったので
「どうだった?緊張してたか?」
仕事から帰ってきた後嫁に聞いてみた。
「別に大丈夫だったよ。とってもとっても楽しかった、って言ってた」
「泣くこともなく?」
「うん」
どうやら心配していたこともなく楽しんでいたようだ。
翌朝、タクが起きたので
「楽しかったか?」
と聞いてみると
「たっくん、えーんえーんしちゃったの」
「え、泣いちゃったの?」
嫁は泣いてないと言っていたのに…。
「あ、そういえば忘れてた」
嫁によると、始まる直前にある男の子とじゃれ合って叩いてたりしていたらそのうち本気の殴り合いになって大泣きしていたのだそうだ。タクらしいといえばらしいが…。
少年マンガならばボカスカの殴り合いになった後いきなり夕陽が出て来て
「お前、やるじゃねーか」
「へっ。そっちこそ」
「強敵」と書いて「とも」と読み、なんか知らんが仲良くなってしまうがタクには友達が出来るのであろうか。
僕は女子高生とか女子大生のお友達が欲しかったりするが、「強敵」と書いて「よめ」と読む存在がいるので難しそうである。
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今日もアリガトウゴザイマシタ。