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■優しいお姉さんは好きですか
2008年01月23日(水)
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娘・R(4才)と息子・タク(2才)は姉弟である。

仲が良い…のは良いのだろうが、ふたりで遊んでいるというよりは、それぞれひとりで遊んでいるかおもちゃの奪い合いをしていることの方が多いような気がする。

子供達の写真はギガ単位で撮っているけれども、仲良くふたりが同じ写真に収まるのも女子高生のパンツィラ写真を撮れるぐらいに稀である。

弟しかいなかった僕には異性のきょうだいがいるということは

「お姉ちゃん、ここ分からないよ〜」

「うふふ、こうすればいいのよ」

「お姉ちゃん、おっぱいがあたるよ〜」

などという甘酸っぱい体験が絶対あると信じて疑わない。僕なぞはおっぱいを当てられるどころか実の弟にバットで殴られ、あわやこの世からサヨナラホームランしそうになったことがあり、姉がいるタクを羨ましく思う。

Rとタクはそれぞれ弟、姉をどう思っているのであろうか。

「たっくん、Rちゃんすきー」

タクはよくこのようなことを言っているが、気に食わないと平気でRに手を上げるのでまだ本能のまま動いている感が強い。一方Rはどうだろうか。

嫁にこんな話を聞いた。

公園でRとタク、そしてRの同じクラスのみっちゃんの3人で遊んでいいる時、タクがみっちゃんに怒られていた。タクはまだ2才なので遊びのルールをよく理解出来ていない。例えばかくれんぼで

「たっくんが隠れるんだよ!」

と言われても

「みーつけた」

とか鬼の役をやってしまったり。Rもそういう時は「だめだよー」などとたしなめたりするのだが、みっちゃんはハッキリ言うタイプなので

「もうたっくんとは遊ばない!たっくん嫌い!」

と怒りまくるのである。ここで板挟みにされてしまったのはR。Rはみっちゃんを好きだしタクも好きで、3人で仲良く遊びたい。しかし怒るみっちゃんにうまく言える言葉が見付からない。そしてその結果…

「たっくんは、Rちゃんのだいじな子供なのー!」

みっちゃんに泣きながら訴えていたのだそうだ。この時嫁は

「いつお前が産んだんだ…」

と呟いたという。ちなみにRとみっちゃんが揉めているのを見たタクは、事の発端である当事者のくせに飄々と第三者ヅラして

「まあまあ、やめなよー」

とぬかしていたのでみっちゃんを更に激怒させた。ともあれRにはタクを庇う姉として(母として?)の気持ちがあるようだ。

僕も優しいお姉さんが欲しかった。俺と姉貴のよォー、夢の揺りかごさぁー。

我が家の兄弟舟がドロ舟でないことを祈る。

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