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■君、何座?捻挫。
2008年01月15日(火)
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嫁と娘・R(4才)が買い物から帰って来ると、Rがビッコ引いて歩いてた。

「どどどどうしたんだ。足痛いのか?」

と聞いてもRは痛くないと言う。

「自転車から降りる時足捻ったのかなあ」

と嫁。

「R、ちゃんと言いなさい。痛いんならお医者さんに行かなければならないからね」

Rに再び聞いてみるのだが、Rはどうも首を横に振るばかりで要領を得ない。

「ちょっと靴下を脱いでみなさい」

両方の足首を見比べてみるとほんのわずかに右足首が腫れているような気がする。ちょっとさすってみる。

「本当に痛くないの?」

「うん」

「じゃあ歩いてみて」

と言うとやはりビッコ引いている。どんだけー(それはイッコ)

「医者行った方がいいのかな?」

「うわあああああん!」

医者、のひとことでRは思いっきり泣き出してしまった。おそらく生まれて初めての捻挫体験で、自分がどうなっちゃうんだろうという不安で一杯だったのだろう。さてどうするべかと嫁と話してみる。

「そんな大したことないと思うんだけど」

「小さい子供だと分からないよ。マナちゃん(Rの友達)なんて、そんな痛がってなかったけど医者に診せたら実は骨折でしたってこともあったみたいよ」

「じゃあ連れて行ってみるか」

祝日だったので休日診療当番の医者を探してみると、隣の隣の駅前の接骨院がやっていた。既に夕方。早く行かないとそこも閉まってしまう。暮れなずむ街の光と影の中、めちゃくちゃ寒い中自転車をこいで向かった。

今までのRの性格上、院に入った途端号泣するのでは…と思ったが、

「どうもこんにちは〜あらカワイイわね〜はいどうぞ」

ここの先生が大変美人で、初っ端からRをカワイイカワイイと大変チヤホヤするもんだからRも泣くどころか大人しく従ってしまった。なんて偉い先生なのだろう。

「お父さん分かります?両足首を見比べてみますと、右のこの筋が腫れてるんですね」

やはりそうだったか。超音波を当ててもらって冷やすスプレーをしてもらって包帯。その間も優しくRに話しかけ

「Rちゃんはきょうだいいるの?」

「うん」

「お名前はなんていうの?」

「たっくん」

Rもすっかりなついてしまった。勿論この僕もこの美人女医の虜に。接骨院じゃなくてせっ○す院だったらよかったのに。

接骨院を出ると外はすっかり薄暗くなっていた。そして寒さも厳しく。連休前から風邪を引きずっていた僕にはちょっと辛く、捻挫したRが薬を塗ってもらったのと同様、僕も薬が必要だと思うのであった。

捻挫エース。なんちて。

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