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■恥のかきぞめ
2008年01月04日(金)
ピエール瀧
一富士

加藤鷹
二鷹

なすび
三茄子

これらを初夢で見ればめでたいと言われているが、僕の初夢は洒落た洋服屋に行って

「毎日勃起」

と書かれているTシャツを買っている、というまことに日常生活の延長に他ならない夢であった。それでもいつも初夢の記憶がない例年と違い、今年はとりあえず見た。

しかし初夢は見たにしろ初オメこはまだなのである。

年末年始、栃木に帰ってからというもの、子供達を寝かせるのは僕の役目であった。子供達を布団に入れ、嫁が風呂に入っている間に寝かせるのである。両脇に娘・R(4才)と息子・タク(2才)を抱え、

「はい寝るぞー」

と言ってもなかなか寝ないのが子供である。

「Rちゃんにぷりきゅあくいずやって!」

「たっくんはあんぱんまんくいず!」

子供を寝かせる時に童話などを聞かせる、というケースはよくあるが、僕の場合は何故かクイズ大会となってしまう。しかもRとタクがそれぞれ違うジャンルを要求してくるのでまことにマニアックである。

「じゃあRちゃんにプリキュアクイズ〜」

「はいっ」

「キュアミントの名前は?」

「あきもとこまち!」

「正解〜」

うわーすげーオタ臭い。

「次はたっくんにアンパンマンクイズ」

「いいよ〜」

「アンパンマンの頭の中に入っているのはなあに?」

「ひこうき」

「どうやって入れんだよ。入れてどうすんだよ」

そんなこんなで子供達が眠くなり思考能力がなくなるまで続く。ようやくRもタクも眠りに付き、それを見計らって僕は伝家の宝刀を磨いて嫁が床に就くのを待つべきなのであるが、

「パパも眠いにょー」

僕も寝てしまうのである。気付くといつも午前5時とかになっていて、頭は寝惚けているのだけれども

「あっ今日こそは契らねば」

と最早執念で嫁の臀部に手を伸ばし、その都度嫁に叩かれ、泣き寝入りするのである。そりゃ朝5時に夜這いされてもムカつかれるだけであるが、その時の僕は

「眠い。でもやりたい」

地縛霊の如くこのことしか頭にないので襲いまくるのである。これを何度繰り返したことか。

思えば3年前はまだましであった。正月姫始めにいそしんだところ見事大ヒットしてタクが産まれた。今年はまったくもって枯れたものである。

「あけましておめでとう」

とはもう何度も繰り返し挨拶したものだが、まだ言えていない挨拶がある。

はめましておめでとう。

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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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