子供達へのクリスマスプレゼントがまだ揃っていなかった。
息子・タク(2才)のプレゼントはオンラインショップで取り寄せたが娘・R(4才)のがまだであった。そんなわけで12月21日、閉店間際のトイザらスに駆け込んだ。松平健は暴れん坊将軍であるが僕は慌てん坊サンタクロースである。
Rにはシンデレラのドレスを買おうと思っている。店内に入るとクリスマス商戦真っ只中とはいえ、閉店間際だったので閑散としていた。そして僕の目的、ディズニープリンセスドレスの商品たちのコーナーもあと3・4着を残すのみという、イナゴの大群に襲われた後の村のようであった。
さてシンデレラはあるだろうか…と思ったら運良くあった。付いているタグにシンデレラと書いてある。但し僕がイメージしていたのちょっと違う。
なんかツギハギのエプロンとか、茶色の袖とか、イマイチみすぼらしいのである。そうか、これは意地悪な継母や姉達にいじめられている時の衣装なのだな、と思った。思ったが確信できなかった。
シンデレラのストーリーなんてまともに覚えてやしない。かぼちゃの馬車に乗せられて七人の小人に手篭めにされて毒リンゴを食べさせられて人間になる薬を飲まされて声が出なくなるんだっけ?
なんか白雪姫と人魚姫のストーリーが混じってしまっている。そもそもシンデレラってどういうエンディングなんだっけ。シンデレラを必死に思い出そうとすると、一番印象に残っているのは…
北海道の漁村で育った少女・野川雪(小泉今日子)。母の遺言で実は天才ピアニストの娘だったという秘密を明かされ、東京の豪邸に移り住む。ところが
ボーン、ボーン、ボーン…。夜12時を告げる柱時計の音と共に

「うすぎたねえシンデレラ〜」
石立鉄男がドアをバーンと開けてズカズカ入って来て、小泉今日子をいじめるのである。そりゃもう毎晩12時きっかりに必ずやって来る。普通に不法家宅侵入だと思うし、12時までじっと待っている姿を想像すると超ウケたものだった。
(分からないヤングメン&ガールズは「少女に何が起こったか」で検索しよう)
で、何だっけ。ああそうだ。このうすぎたねえバージョンのドレスを買うかどうかなのだ。迷った僕は可愛い女の子店員を捕まえて聞いてみた。
「シンデレラってこれしかないんですか?」
「そうですね。それしかないです」
「継母と姉妹にいじめられるのってシンデレラで合ってますよね?」
「合ってます」
「うすぎたねえシンデレラ〜って知ってます?」
この可愛い女の子店員にわかめ酒してもらいたい…お前はどこのわかめじゃ。
「は?」
しかし若いだけあって彼女は知らなかった。
「いえ、じゃあこれください」
というわけで買って帰って嫁に見せたら
「それじゃないでしょー!」
とえらい怒られた。
「でも店員がそれしかないって」
すると嫁はおもむろにトイザらスの広告を持ってきて

「これがそうでしょ!これよこれ!」
びしいと指差して僕を責めたのであった。おのれトイザらス店員。僕をはめやがったな。可愛いから油断しておった。今度あったらわかめ酒どころじゃ済まさんぞ。
次の日もう一度トイザらスに行くハメとなり、返品したのであった。せめてもの救いはお目当てのドレスが補充されていたのでそれを買うことが出来たこと。ていうかあるじゃんかよ適当なこと言いやがってあの店員…。
ああもう2度手間で疲れたよ。
僕が死んでれら。
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今日もアリガトウゴザイマシタ。